読みが外れた記事を簡単に分析して、糧と戒めにする回。
総務部のこやまです。
SNS運用って難しすぎますよね。
分析実施の背景
ちなみになぜこんな分析をしようと思ったかというと、運用当初から"個人的な" 目標がありまして、"読まれなかった記事" を分析することで1歩前へ進めそうだと思っているからです。
その目標が、
というもの。
弊社の発信においてはこんなフローによって実現されると信じています。
毎週自信を持って世界に見せられるクオリティの記事を公開する
- 当たり前!なお今週…結果社員にも登場することにプラスの感情を抱いてもらう
- こんなにしてくれるなら出てやってもいいぜ!感そしてできるいい記事で読み手の方にも満足していただく
‐ 貴重な時間を使っていただくからには!みんなしあわせ
‐ こやまもうれしい=毎週続けられる!また1に戻る!
お気づきですか?
実は1、2、4の3つは弊社あるいは担当者の努力でカバーできる部分ですが、3つ目だけは主語が読み手の方に変わります。だからこそ発信しっぱなしではなく、PDCAかOODAか、あるいはその両方かはたまた別の手段によって点検→ループさせるべき、というのはもはや必然的なことです。
なので今回実施してみることにしました。
ズレていたり、難しく捉えすぎていたら指摘してください。覚醒します。
SNS、やっぱりやってみないとわからなさすぎる
想定内 / 想定外 のことは多々あり、「誰が田舎にある謎企業の大掃除を見たいんだ…」とか「古い印刷室を改装する話、書きようがない。滑る予感がする…」とか思っていた頃が私にもありました。
これはいい方に外れてくれた例ですが、悪い方に転んだ場合、先ほど紹介したフローが実現されないことになってしまいます。
余談:私見とルール再確認
読者!というワイドで超絶ビッグワードな括り、そしてペルソナ!とかいう自分の心の中でつくり上げた幻想に向けて記事を書いているうちはまだまだなのかもしれません。しかも狙いすぎて虚像を生み出してしまいそうな予感がするので、発信はすればするほど難しい。(個人的な意見です)
今回良くないことにあえてスポットするのはなぜか
弊社にとってもブーメランな見出しなのですが、良いことは大々的に発信する一方で、悪いことはこっそり引き出しの中にしまい込みがちです。
通常表出化されない要素ですが、今回はそこにあえてスポットしてみます。
多くのケースでは社内などで振り返りがされているでしょうが、当事者目線だけでは見失ってしまうことがたくさんあります。この後いくつか仮説を立てようと思いますが、あまりにも的外れだったら教えてほしいのです!
そのために公開しますから!
この記事というよりこれからも:定量・定性双方に目を向けること
なお効果測定や事後分析では表面的な定量値に目が行きがちですが、定性面も十分に考慮して検討を進めます。PVやスキの数が多ければOKならば、義理で押してもらいまくればいい記事が完成してしまいます。
また単一の記事分析は想像や推測も入れていけば様々な観点からできますが、前後の記事や発信全体の方向性とのマッチング、他SNS上で起こった変数などにも留意はしていきたいところです。
仮説①:時期的要因
基本的には水曜日ならば記事を公開するスタンスを続けています。
年末年始・GW等も記事公開をしていますが、実は効果が薄い。
少しブレイクダウンして要因を推測してみますが…
世の中には多種多様なコンテンツがあふれており、その全てが限られた時間的リソース=可処分時間を奪い合っているのは紛れもない事実です。
他SNSはわかりやすい競合の例ですが、実家に帰省する時間も、旅行に行く時間も間接的には競合になってくることは想像に難しくありません。
長期休暇等になるとそれがさらに顕著に表れ、noteの、中でもイシダテックの記事が時間を消費するコンテンツとして低い優先順位にあることもまた想像に難しくありません。
何が言いたいかというと、毎週水曜に固執する必要はないのかもしれない。「フレキシブル週1発信」に方針転換すべき?ということが見えてきます。
仮説②:そもそも読む意味も理由もない
「大掃除、どうせやるなら、ちゃんとやった話。」の際に聞いたn=5くらいの意見なのですが、”企業の発信は通常スルーしています” という意見は想像以上に多いことを忘れてはなりません。
そんな前提を私個人は理解しているにもかかわらず、下記のようなちょっとわかりにくい記事を生み出している時があります。
せめて下記のポイントはチェックリストとして心得ておきます…。
誰向けかがちゃんとわかる / noteでの発信としては狭すぎないか?
尖りすぎない & 意思を込める
なぜスウェーデン語?
_人人人人人人人人人人人人人_
> そもそも誰にも読めない <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
仮説③ プラットフォームとの相性
ハード特化の記事
弊社の本業にも関するものですが、文章で伝えることがとにかく難しい。
改めて見返すと読みにくい / 伝わりにくい記事も存在していますが、ここは別プラットフォームで補っていくスタイルがいいのかもしれないです。
加えて「それとなく」を評価していただいていたことからもわかるように、直接的に自社のことを語るのは、「う~ん」な感じもまだまだします。
機械の説明をするのに、稼働している場所や処理対象物を具体的には書けないジレンマとの戦いにもなるのが現状ですが、将来的にはお客さまに登場していただけたら面白そう!とか製品×作った人という合わせ技で記事を作れたらなあ!などトライしてみたい方法も存在はしています。
焼津文脈の記事
noteでは地理的にユーザーが選別されることはないですし、「焼津に関する記事が読みたい!」と思って到達することは極めてレアだと想像されます。
逆説的には新規性○なテーマなので "書き方" 次第では、もう少しどうにかできそうなネタでもあります。
方法論に収束しそうなのでご想像にお任せしますが、この辺りの記事は過去の経験から机上でまとめているだけ感がある、毎週更新においてその場しのぎ感がある記事だと思われてしまったのではないか?とも猛省しています。
仮説④というより事実?:前編後編スタイル
ボリュームが大きくなりすぎてしまった時、パートを分けた記事作成を2022年5月頃までしていました。1つの内容で2週間生き延びられるからです。
想像がつきそうなものですが、「後編」から読む方は少数派だと思われますので、インプレッションに大きな差が生まれます。
だがしかし!大事な結論は大抵「後編」の最後に書いてあります。
仮説⑤:ファーストタッチ、重要…?
サムネイルはこれまで手が回りきらなかったものでもあるのですが、Canva Proを導入してもらいまして、逃げられなくなりました。
そこでちゃんとサムネイルを作ったら
Twitterのリンククリックが倍増しました。これは… ちゃんとやるべきか…?
と思っていたらnote上でのインプレッションがそんなによくなかった。
(社長ごめんなさい。笑)
もしかするとサムネイルをがんばりすぎるとみなさんの本文への期待値が上がりすぎるのかもしれない。一体私はどうすればいいのだ―。
仮説⑥:動線作らないと厳しい説
note pro活用セミナーでは少しお話ししたのですが、やっぱりなんだかんだ返報性的要素も強いSNS。通知欄を使った動線設計という秘密の作業を2023年5月はほとんど行わずに過ごしてみました。
結果、水曜以外の平日に来る通知がぐっと減っています。