チムスピセミナーのQ&A、全力で回答してみた。
総務部のこやまです。
先週のnoteでは、展示会とチムスピセミナーへの参加を同時にレポート化しました。後半パートでご紹介したチムスピセミナーは、当日セミナー参加者のみなさんにご質問を多くいただきましたが、時間の兼ね合いでお答えできなかったものも。
しかし、弊社がIT・デジタル・DX文脈で取り組んできたこと、あるいはその意図をご紹介することにも繋がりそうな質問も多数ありますので、noteにまとめさせていただくことにしました。結構文字数あります、すみません。
質問リスト
当セミナーでいただいた質問には下記の2種類があります。
順を追ってご紹介していきます。
TeamSpirit社からいただいた質問
当日のセミナー参加者にいただいた質問
TeamSpirit社からいただいた3つのご質問
こちらも改めてご回答します!
セミナー中って緊張しているのと「やばいこと言ったらまずい!」が頭をよぎるので、なかなか表現が難しいこともあります。
当日の表現とは若干のブレがあるかもしれませんが、悪しからず…!
1.情報収集について
情シス部隊=社内ICT検討会議としてお答えします。
これまでを振り返ると、課題をベースに解決策を考えることが多かったように思われ、解決策を考える中で並行して情報収集するイメージでしょうか。
なお私個人の場合は、
日常的にSNSやWeb上で目にする情報
他社さまを訪問させていただいた際に伺った取り組み
などを、「イシダテックでこんな形にできそう!」と妄想するようにはしています。BIツール内製してみた、なんかがその好例ですね。
2.働き方と福利厚生
製造業ではフルは難しいですが、リモートワークは一部で行っています。
一方で社員数の割に働き方は多様でして……
水曜日だけ休む、業務等の状況に応じて水曜出て他の曜日に休む
曜日固定せず週2~3日勤務しているが、頻度は変わることがある
といった勤務体系の社員も在籍しています。
他には全社レベルで昨年度から時間単位有給も導入し、「半日いらないけどちょっと日中に時間取りたい」みたいなケースで使えるようになりました。
3.属人化とDX
実際に属人化してたし、まだ今でもしていると思います。笑
私は昔から SECIモデル を説明に用いますが、まずは 表出化:Externalization が必要だと思っており、それがグループウェアやナレッジ管理システムで実現されたら、とは考えています。
セミナー中にいただいたご質問
参加者のみなさんから全11件の質問をいただきました。
改めて全件ご回答します。
①受発注システムはSaaSに入替
前提として、従来「販売システム」と呼ばれるシステムが2000年頃作られ、様々な管理業務に長年用いられてきました。
製造業の中でも受注生産体制・材料含め在庫を持たない、やや特異な弊社の事業に合わせて作られた "ある種完璧な" システムです。
そこで当初、システムはそのままにネットワークへ接続することも検討されましたが、最終的にOthello ConnectというSaaSの導入に至りました。
こちらは導入事例や個別記事でご覧いただくのがベターかと思います。
②DX認定の外部効果
PR目線では比較的業歴も長く、見た目は古く見える企業ではありますが(笑)
新たなものを取り入れるスタンスが伝わっていることが多いかもです。
またお客さまに対して「AI導入しましょう!」なんて話をするときも、ちょっとした説得力の補完にはなっているとも考えています。
③ITツールの選定は3つの軸で
これはとてもよくわかります。
イシダテックの社内ICT検討会議の場合、ツールの選定に際しては、
①課題抽出 ②解決可能か ③コスト を主軸に検討が進められます。
ただやってみないとわからないことは相応にありますので、絞り込めたらトライアルをするほかありません。追い電は(私の場合)正直に話してお断りすることが多いです。お互いの今後のために…!
④デジタル化で空いた時間、なにしてる?
私を例にするのならば、まさにこのnoteでの発信だったり、より活用するためにツール内製してみたり……、探せばできることはたくさんあります。
⑤ChatGPTの活用はまだまだかな…?
全社では正直まだまだかな……?とも思っていますが、私と社長の例をご紹介します。
こやまの場合
私が多いのは自動化を助けてもらうこと。
動機は "システムを使い倒す" そして ”エクストリームに退社する” 。
ソフトウェア周辺の担当者がAI関連の一部コードをPython等で書かせているシーンもたまに見かけます。
社長の場合
よく文章を書かせたり、相談したりしています。
導入事例もChatGPTにファイルを読み込ませて制作していますし、noteAIアシスタントまで活用していますね(笑)
⑥システム端末のスペース削減効果は限定的
旧システムは使用者の机上にあることが大半だったので、影響としては個人レベルにとどまっているのが正直なところかもしれません。旧基幹システムは操作端末6台くらい(確か)+サーバー1台で稼働していたのでスペース占有率は決して高くなかった背景があります。
⑦チームスピリットに追加してほしい機能
ハード的障壁 / 心理的障壁 を乗り越えて日報を毎日書いてくれる魔法をかけてほしいですね。作業を自動で解析してくれる、AI日報!ほしい!
⑧スケジュール把握はグループウェアで
弊社も同等の状況でしたが、GoogleWorkspaceが解決してくれました。
Googleカレンダーで空き時間も把握できますし、私の場合は面接日程の調整やご来社時間の調整に予約スケジュール機能も用いていたりもします。
⑨現場の反対と、推進体制
そもそも社長の号令の下やると反対しにくいですよね。笑
トップ自らコミットすることのパワーは言わずもかなですが、弊社の場合は反対が来るというより 使わない/使われない に陥るだけです。
次の質問とも他の質問とも関連してくる観点ですが、2019年頃のDX、やらかしてみた。的な失敗も踏まえつつ、投げっぱなさない、任せきりにしない導入・推進体制ができたことは大きいかもしれません。
⑩ありがとうございました、広報担当者もデザイナーもいません
今回の資料はこやまによるもので、広報担当者もデザイナーも弊社にはおりません。ただ私は「伝え方」に関しては猛烈な比重を常に置いており、そこが伝わっていたとしたらうれしいです。
⑪マインドセット < DX推進に向けた土壌づくり…?
個人的にマインドセットにはあまりアプローチしていない気がしており……
どちらかというと小さめの成功体験=やってみたら意外と便利!の積み上げと繰り返しが機能したのではないかと推察します。