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新年のご挨拶と2024年良かった書籍

明けましておめでとうございます。旧年中はオンライン/オフライン問わず、多くの方にご支援・ご指導いただきました。誠にありがとうございます。

今年も社員一同、「お客様の製造現場に秘密兵器をお届けする」ことができるように邁進していきます。変わらずご指導のほどよろしくお願いします。

ー申し遅れました。イシダテックの石田です。
新年は、地元焼津神社の元旦の祈祷祭、「歳旦祭」に始まりました。あまり焼津神社のことを知らなかったのですが、昨年8月の例大祭で調べたので、もう焼津神社関係の周辺知識は何も怖くありません。

大漁祈願が大きな目的のうち1つである儀式なので、船の名前が記された旗が並ぶ。

改めまして、本年もイシダテックをどうぞよろしくお願いします!

新年の挨拶が苦手だ・・・


新年の挨拶・・・関わる方々の幸せや健康を祈りながら言葉を発するアレです。わざわざ新年でなくても良い気がしますが、一年のわかりやすい区切りといえばそうなので、卒なく習わしに従っている感を出します。

そうだ、2024年に「いいね!」と感じた書籍を紹介しよう。


せっかく見聞きしてくれている方がいるのであれば、少しはマシな挨拶にしたい気持ちが働きます。「実り多き一年になりますよう」と過去10年間変わっていない挨拶テンプレよりは、少しだけ実りがあるかなと思い、2024年に私が読んで良かったなァと感じた書籍を紹介します。

実りが少しもなかったら本当にすみません。


紹介する書籍にはAmazonのアフィリエイトリンクが付いています。このリンクから書籍を購入すると「hisashi50」※というアカウント(通称:アソシエイトID)にAmazon既定の手数料が入ります。
ただ書籍を紹介するよりも、このアフィリエイトリンクからの収益が発生した場合には、2025年末に「焼津市で本に関する活動をしている、公益的(だよなと私が判断するよう)な団体組織」に寄付することにします。手数料が1円でもやります!!


※個人アカウントで実施している理由は、「会計処理が面倒なんで会社アカウントはやめてくれ」と金澤さんに真面目に言われたため。

イシダテックの財務経理の守護神です。ガーディアン金澤。


ご紹介のその前に・・・

12月末といえば大掃除。皆さんもされたかと思います。もちろん、イシダテックでも例年に倣って「どうせやるならちゃんと」やりました。

今年も珍事がありました。あるチームがイシダテック内に40年間眠っていた「家宝」と書かれた箱を見つけました。

「家宝」に続いて「短刀一口」と。かびている。

珍事だらけの2024年の大掃除に関する詳しいまとめ記事は、のちのち広報のふくだが書いてくれることでしょう。

そして会社の大掃除に続いて、自宅も大掃除します。私のテーマは、本棚の整理。何の考えもなくスペースに突っ込むスタイルの本の収納の仕方をしていたので、かなり不便さを感じていました。

そして10年来使用している本棚は、いわゆるオープンシェルフで一般的な本棚に比べると、体積あたりの収納力が劣ります。これをどう有効活用しようか、数年もやもやしていました。

ちなみに本棚は無印良品です。

こういうやつ。無印良品の対象商品のページより(上記URL)

IKEAしか勝たんかったのにすみません。。。

みなさんは本棚をどのように整理していますか?

今回は、シェルフの整理対象区画(1区画は幅37.5cmx奥行28.5cmx高さ37.5cm)が3段x4列だったため、次のように考えてみました。

当然ながら、ばっちりこのようには分かれない。

まるでパワーポイントのオブジェクトのようだったので、その書籍が扱うテーマ(主観)の時系列x抽象度で整理することにしました。

区画への格納よりは、本棚に潜むホコリ取りに苦戦しながらこんな感じになりました。

そもそも地政学の本(ジョセフ・ナイ氏と、特定業界の歴史本(半導体戦争)が
同じ区画でよいのか、ビジネスモデルより戦略のほうが上位概念なのか、
疑問は尽きませんが・・・まあ大体で勘弁してください。

その他、睡眠や食事・栄養に関する健康本、XXXXXすべき100の理由、などどストレートHOW TO本もありましたが、それらは「どこから読んでも楽しめる」ということで、寝室行きです。

オーディオブックや電子書籍はこのような物理的な整理がそもそもできませんが、まあいっかと。

今後はこの区画内を一つの単位として、以下のオペレーションも考えられそうです。

  • 1年間に参照された本は、常に区画内の最も右に配置し直し、年末に左端にある本は捨てる

  • 新しい書籍が欲しくなった時、買ってしまった時は、同一区画内で無慈悲なトーナメント戦を行い、取捨選択を加速する

一区画に本が8札並んでいるとしますね。すると次のイメージです。

大掃除のときに二度と苦労したくない、気合の雑運用図

さて、これより10冊ご紹介させてください。併せて、読んだその時に何を考えて読んだんだろう・・・という動機も振り返ります。


【再掲】紹介する書籍にはAmazonのアフィリエイトリンクが付いています。このリンクから書籍を購入すると「hisashi50」※というアカウント(通称:アソシエイトID)にAmazon既定の手数料が入ります。
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1. 2050年 見えない世界の考え方

2020年のベストセラー「FACTFULNESS」のように、データに基づいて世界の各地域を冷静に分析した上で未来予測や提言を述べています。
予測本は毎年多く出版されると思いますが、個人的にはヨルゲン・ランダース氏の「2052」以来の面白さな気もします。

日本は「世界の老齢化のリーディング国家」であり、かつてと比べて今は見る影もない、・・・などという歯に衣着せず論じていますが、それなりに実のある提言が書かれており、「なるほど、この傾向からこう予測するのか」とても興味深く読めます。

一言でいうと、日本は2050年も結束力のある安定した社会でありつづけるが、世界にあまり関心を持たなくなる。日本の優先課題は、国民を支えることと、深刻な財政問題を解決することになる。
(中略)島国には、(中略)世界への扉を可能な範囲で閉ざそうとすることもできる。(中略)日本は2050年までその道をひた走っていくだろう。

世界に出よう!!!

読んだ当時を振り返ると2024年の1月。
心機一転、未来の構造的な変化予測でも見るか・・・と軽い気持ちで選びましたが、運良くいい本に当たりました。


2. GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた

ドキュメンテーションについて、それが乗り気ではない闇の勢力を合理的に説き伏せる金言にあふれています。そのため非同期コミュニケーションや技術・経験の伝承を推進する武器になると思います。イシダテックでも技術の見える化と伝承が長年の取り組み事項です。

さらに、リモート組織になるには、リモーㇳでも働ける組織ではなく、オフィスの位置付けを完全に変えて(クリエイティブな環境や非日常)、抜本的に行う必要があるという点は考え方の変容を求められているようで、驚くポイントでした。さらに、それに必要なステップもキチンと示されています。

経営陣がオフィスのほうが生産性が高い、という幻想から離れてリモートで働かない限りうまくいかない

先ず隗より始めよ、というわけですね・・・

きっとこれは、それ以前に読んだ「最軽量のマネジメント」の一文にも触発された気がします。

メンバーの「質問責任」の次は、マネジャーはどう「説明責任」を果たすのか、について。
わたしの答えは「書く、書く、書く」です。

サイボウズ取締役の山田 理 氏の力が入った言葉。

そして、同時にこの本を手に取ったとき、私は一部の部署でリモートをパイロット的に定常化させた際に、どうやったら全社的なリモートワーク化が円滑に進むか、という課題を考えていたようです。


3. シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

富、幸福について筆者なりの考えがまとめられており、TIPS集として読みやすい。特に、人付き合い、自分のコントロール、習慣については取り入れたくなるものが多くあります。好きなメッセージを3つほどご紹介。

・誰かと一生働けない気がするなら、一日も一緒に働くな
・明らかな例外を指摘されるのは、相手が賢くないか、君が賢くないかのどちらか
・本当の幸福は、平安な状態になることからしか得られない。そして幸福のほとんどは、外的環境を変えることではなく、すべてをあるがままに受け入れることによって得られるんだ。理性的な人は、自分のちからのおよばないことへの無関心を育むことによって、心の平安を得ることができる。

自分のちからのおよばないことへの無関心を育みてえ。

ざっくりとした希望的事業計画が修正を迫られていた当時、何かキーワードはないかと巨人の言葉を借りようとしました。結果、この書籍は大正解でした。

4. なぜか最後にうまくいくイタリア人

これは取引先の尊敬する大先輩から「面白いからぜひご興味あればお読みください♪」(意訳:貴様、絶対このぐらいを知っておけよな)といただいた本でした。

文化圏的に近しい方と、ある程度の頻度でコミュニケーションすることがあり、イタリア文化とその力の源泉はダメ元基準、土壇場力、計画性のなさであることが学べました。文化を理解せずに、無意味に腹を立てたりイライラしたりすることが少なくなりそうです。締切間際になるとなんとなく形になるので。

・イタリア人にとって食事は(栄養を摂ることよりも遥かに)意味の深い行為
・In Vino Veritas

In vino veritas(イン・ウィーノー・ウェーリタース)とは、「酒に酔えば、人は本音や欲望を表に出す」という意味のラテン語の慣用句、諺であり、直訳すれば「酒の中に真実がある」となる。vino はワイン(を表す vīnum の奪格)を、veritas は真実を意味する。しばしば "In vino veritas, in aqua sanitas"「酒に真実あり、水に健康あり」の形で用いられる。 Wikipediaより。

こちらのnoteにもレビューが詳しいです。


5. 超訳 カーネギー 人を動かす エッセンシャル版

経営者が経営者のために運営する団体(静岡イノベーションベース)の運営会長として、日々悩みを抱えてた時期だと思います。この本を聴き始めたのは。

原版も持っていますが、はるか昔に読んでからというもの「もう一度読むには気合が必要だな・・・」と背表紙だけ眺めていましたが、試しに契約したオーディオブックで聴きました。それからというもの、暇な移動時間を知りません。
印象に残っている言葉を抜き出します。

・誰しも自尊心を傷つけられたくはない。自尊心を満たすもしくは傷つけない言動や行動ができれば、人は動く。
・フロイトによると、人間の行動にはふたつの動機があるという。性欲の充足と、偉大な人物になりたいという欲求である。アメリカの思想家ジョン・デューイは少し違う表現を使った。 「人間の最も強い衝動は、重要人物になりたいという欲求だ」というのである。

チームビルディングするときに、自分のGIVE量や努力量にかまけて、
相手をないがしろにしていないだろうかー。
私はしていた。反省。


6. おしりたんていシリーズ(絵本)

こちらは、お取引先でお子様が大きくなった方に、「本が好きな子どもに、これ良いよ」と数冊いただいたシリーズ。ありがとうございます!

主にお子様がいらっしゃる皆さん向けの紹介で恐縮です。ただ、これ、読み聞かせをする大人側も結構楽しめるものです。
どのシリーズもメインストーリーに並んで、サイドストーリーや謎探し、伏線回収を楽しめる隠れ絵的な要素があり、何度も何度も楽しめます。

これは複数媒体でのコミュニケーションに似ていると思います。お客様に、展示会、1on1対面、ウェブサイト、ウェブ面談、電話、広告・・・それぞれのコミュニケーションで自社のことを伝えるにはどうすれば?と考えたときに「この会社の話は、何度聴いても面白い!発見がある!」と思ってもらえる秘訣に繋がるのではないでしょうか。

我が家では徐々に巻数を増やしています。

・・・ただし、11巻目の「おしりたんてい あらたなる かいとう」だけは毛色が違うらしいので買う勇気はありません。


7. 暇と退屈の倫理学


なぜ無駄に意識を消費するような活動をしてしまうのか、なぜ暇=退屈になってしまうのか、を歴史/行動学的な側面から説明しており、より良い時間・人生を生きるために大いに参考になりそうです。
また、暇・退屈・とらわれに関するトピックを、往年の哲学者の思考を辿りながら、思考実験を繰り返しており、思考の訓練としても勉強になる書籍でした。

別の調べ物をしている際に偶然見つけて、購入。積読期間を経て読んでみたら大ヒットでした。

人間が頭の中で抽象的に思い描く「世界」なるもののことを、ユクスキュルはとりあえず「環境 Umgebung」と呼んでいる。これは環世界を、私達が普段想像する「世界」から区別するための言葉である。
実際にはこの「環境」なるものは虚構である。だれも何も、そんな「環境」を生きてはいないからである。それぞれの生物はそれぞれの環世界を生きているのだ。

なるほどそのような思考の切り分け方ができるのかーーーー!!!
ちなみにこの「環世界」ワードはこれ以降大好きに。


8. 代表的日本人

明治期までの近代日本を作り上げたリーダー(西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮)の生き様や考え方を伝記的に取り上げた書籍。

ふとしたきっかけで、エル・ティー・エスの樺島さんの記事を読み、気になり購入。

ところが購入したもののなぜや読み進められず、Audibleで聴いて、面白くなり書籍に戻って来るという謎の進捗で読みました。まあ読んだからいっか。

個人的には、江戸時代中期の米沢藩の大名「上杉鷹山」のエピソードが好きです。現代の組織運営に通づるところばかりです。

まず目指したのは、人々に徳を身につけさせることでした。享楽的な幸せという考えは、鷹山の理念と相いれないものです。富を得るのは、それによってすべての人々が「礼節を知る」ようになるためで、「衣食足りて礼節を知る」と昔から言われている通りです。鷹山は当時の慣例にまったくこだわることなく、点から託された人々を「人道」へと導くことを目指しました。

ウェルビーイング、心理的安全性、職務パフォーマンス
てんこ盛りの藩政改革がこのあとに続きます。


9. DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある

私は考える時間を十分にとれていないときに、物事を単純化しすぎる傾向が、よくあります。

この本を手にしたときは、ちょうどバタバタしており時事問題などを追えていない頃だったのでしょう。「そういえばなぜこの論点が叫ばれてるのだろう」という疑問を、深堀りする助けにしてくて購入しました。

筆者独自の視点もありますが、当たり前のように思っていた夫婦別姓への賛否について、その構造的原理から解説している点は特に印象に残っています。

日本における婚姻とは、戸主(筆頭者)の戸籍に配偶者(ほとんどは女)が入って新たにイエを構え、「天皇の臣民」として登録されることです。これは明らかに天皇を頂点とする身分制社会の遺制で、だからこそ「日本人=天皇の臣民」だとする保守派・伝統主義者は、どんなことをしてでも戸籍制度を守ろうとするのです。
保守派が同性婚に反対する真の理由は、戸籍の「配偶者」欄に同性の者が記載されると「イエ制度」が崩壊すると恐れているからでしょう。夫婦別姓(別氏)に関する議論では、戸籍の「氏」は血縁集団の名称で、そこに異なる「氏」が入ってくることは制度上、ありえないとされます。

確かに簡単に論ずることができない、複雑な問題だ。。。
構造的な課題を知らなかった自分に反省です。


10. 経営リーダーのための社会システム論 構造的問題と僕らの未来

イ チ オ シ で す 。

インターネット上のレビューで気になり、購入しましたが長らく積読(1年ほど)になっていました。
当時から興味のあった、アメリカ的アプローチ(システム世界の全域化を徹底するもの)と、ヨーロッパ的アプローチ(システム世界の全域化を制約するもの)の違いを端的に知りたかったものの、気がついたら全体の議論が面白く、すすすっと読めてしまった書籍。

(共同体を保持することで生活世界を守り、個人の持つ内発性と善意をベースに社会の統治を設計しようとする哲学をもつ、ヨーロッパ的アプローチの失敗。そして社会の成員が、快・不快で動く動物であっても社会が回るような統治のあり方を追求する、アメリカ的アプローチの成功に触れながら)

このアメリカ的アプローチをさらに推し進めようとしているのが、(テック系企業に代表されるような)新反動主義者や加速主義者たちだ。彼らのビジョンには、もはや包括的な「われわれ意識」は存在しない。
自分たちと同じ価値観や考え方を持つ少数の仲間とともに、他の社会とは隔離されゾーニングされた理想郷を建設せんとする。
あなたは、新反動主義者や加速主義者の描くビジョンに共感するだろうか。でなければ、社会の現実とどう向き合おうとするのだろうか。今まさにわれわれはこの選択を迫られている。

普段生きていたら、間違えなく避けたい問い。
「社会の現実とどう向き合ってよい社会にしていくのか。」

宮台先生は、テックvs反テックなどという二項対立で考えるのではなく、どのように人間性の実装をテックやシステムの力を借りることによって促進できるか、と議論することが大切であると、説きます。

つまりテックの発達は、フィジカルな意味での「人間か、非人間か」という境界を消去していきます。(中略)
「人間であること」より「人間的であること」の方が大切になっていきます。

人間的であれば人間である必要はなくなる。

「よい」社会をどのように実現していくか、それがそれぞれの立場でどのように考えることが重要か、という論点をアップデートしてくれるような気がしており、何度も読み返したい書籍です。

おわりに


少しはご興味を惹く書籍があれば幸いです。
私は、2024年は特に読書することを心がけた年でもありました。それなりに読書を進められたとも思っており、3つ、やってみた工夫を共有します。

  • 定期的に、オススメの本をシェアする。1ヶ月に1度、とある仲間内で「その月に読んで良かった本」をシェアしました。その他、尊敬する友人、先輩にシェアして、逆に良い本をシェアしてもらうこともしました。シェアしてもらったら読むしかない・・・!という心理になります。

  • オーディオブックの活用。15分以上運転することが決まっているとき、散歩のとき、電車移動のときはできるだけ音声で気になる本を聴くことにしました。「聴いて覚えているのか?」と思いましたが、心配いりませんでした。読んでもどうせそんなに覚えてません。

  • 積読を容認する。上記のご紹介の中にも1~2年寝かせてあったものもあります。「読みたいときに読めるものがある状態を作っておくのが、読書を楽しむ第一歩」という言葉をどこかで聞きましたが(どちらさまでしたっけ?)これは正解でした。積読に寛容になりましょう。

(あ、そういえば元旦記事だった)
2025年、イシダテックをどうぞよろしくお願いします!


そうそう、2024年の冒頭は何書いたっけ・・・

おお・・・「つまり今年のイシダテックのnote記事にもある種の生命性を帯びさせることができるのでは!?」とか言ってますが、生命性はあったのだろうか我々・・・