
エクストリーム退社のすゝめと、コツ。
総務部のこやまです。
121週目である今週はネタ切れ感がすごいので(当社比)閑話休題です。
この時期は新規入社や異動等で環境が変わったり、新たな業務に向かう方も多いのではないでしょうか。ここ最近効率化… 働き方… みたいな文脈の話を依頼されるケース等もあるので、派生していろいろ言語化します。(私見です)
エクストリームな弊社ですし。
なぜそんなに早く帰るのか
エクストリーム退社については先の記事でご紹介した通りです。
2021年4月~2023年3月にかけて早く帰らねばならなかったことに起因した習慣にすぎません。加えて一部期間では定時が8:30~17:45としていたことで時間に常に追われる生活をしていたという背景があります。
本音と動機、エクストリーム退社の本質
1年経った現在も似たような状態を続けているのですが、先日某団体の方からバックオフィスのデジタル化/業務効率化/業務改善について聞かせてくれと言われた際、こんな対話をしました。
えらいひと「こやまさんの業務効率化の動機は?」
こやま「大きい声で言えないんですけど、手作業でミスしたくないし面倒くさいことは嫌いだし早く帰りたい―。」
えらいひと「実現するために知識付けて空いた時間には新しいことしてMBAまで取ったわけだから、それが本質であり真髄でしょう」
そして繰り広げた対話は要約するとこうです。
前提としてやらなくていい仕事ができた=仕事がなくなる、ではない
効率化が生んだ時間で業務範囲を広げる
並行してスキル/知識の幅を広げる(ポータブルスキルを含む)
業務時間外に得るより多様な情報を適切に取捨選択し示唆を抽出する
成果物は一歩ずつでも進化させる/あるいはミスをなくしていく
これらを連鎖的に、そして繰り返していくことこそがエクストリーム退社とその効果の真髄…!と、私としても気付きをいただくことになりました。
未知の領域での戦い方
それでもやはり壁になるのが経験のない未知の領域に踏み込むことです。
少なくとも過去の職場でインターネットすら通じていなかった私からするとイシダテックで取り組む業務は過去に経験したことがないものばかり。
最も時間も要するポイントといえ、克服しないことにはエクストリーム退社は実現されません。

イシダテック自体「まだこの世にないもの」
を創造しようとしているわけですからね…
対応策:想像力×妄想力で常に対応の準備をする
「事前準備をひたすらすること」を対応策としています。
業務時間内外で触れる情報の数々から得られる示唆に対して、自分だったらどうするか?自社でやるならどうするか?を日々思考実験の如く繰り返し、想像・妄想して「未知の領域」への対応準備をして… いるつもりです。
補足
想像:どちらかというと論理とか経験に基づいてそう
妄想:どちらかというと感覚寄りで、際限がなさそう
みたいなイメージを持っているから書き分けました
少し視野を広げてみると先行事例がないことは非常に稀です。
世の中の誰かが類似する取り組みをして、そして公開してくれているケースがほとんど。これらからTTPSしながら体得します。

(こやまとは文脈が違いそうですが)

その後ろ6行が至言
余談:実録!社長の「思いついちゃったんですけど」
過去山村さんに創業者に関する話の中で語られてもいましたが、時は流れて現在、私も結構恐れています。そう、社長のこの言葉を…!
たとえば
BIツールで工数リアルタイムに可視化できますか?いや、してください。

しかしたまたま見た CRISP社さんのCRISP METRICS で
こんなのできる、弊社でやるならみたいな想像はしてた
サムネイルは大事だと思っていて。もっとこう… ビシッと。

が、何気なく見てるYouTubeだってデザインの宝庫である
そういえばこの前先輩経営者が、高速道路を走るように経営しろって言ってたのよね。その心は、速く走るのになれると今の速度なんてなんてこと無いように思えるという―。

そう、最後は気合と根性!
円滑に・成果を出すために
しかしこの社長の「思いついちゃったんですけど」には感謝しております。
視点的な意味で学びも多いものの、(発信然り世の中に出す前段階なので)尖っているアイデアが多く、「マイルドにする作業」が必要だからです。
そんな「マイルドにする作業」が意味することと学びがこれです。
論理的思考と感覚的思考のバランス
向こう側に他者がいる営みがほとんどなので、このバランスが保ててくると非常に上手く回るなあ、と理解するようになりました。
ただこれは私がこねくり回してどうにか言語化するよりも、誰か説得力ありそうな人が似たようなこと言ってないかなあと思って調べたところ、これ以上ない方がいらっしゃったのでリンクを貼っておきます。笑
根底:機械にできることは機械で
そもそも私個人がなぜこのような考え方に至っているかというと、創業者の新聞記事にもあった通り「機械にできることは機械で」とお客さまに提案する企業だからです。自身の業務にも同じ考えを持つのは自然なことですね。
(ここは私見ですが) もう一歩先を目指したくて、『機械にできることは機械で、人間は人間にしかできないことをやる』ことが、新しい環境でもバリューを出す… みたいなポイントにもつながってくると思っています。


最近は生成AIの登場でまたこの感覚が強まった気がする
毎朝詠唱、オズボーンのチェックリスト
そして、弊社はゼロからものづくりをはじめる企業でもあります。
ですが正確にはベースの知見・要素を持っており、新たな積み上げを上乗せして効率よく価値を最大化していくことこそが KSF:Key Success Factor 重要成功要因 と言えます。

ここまで書いてきたことはオズボーンのチェックリストに当てはまるものがたくさんあります。私は毎朝詠唱するようにしていますが、手詰まったときほどヒントをくれるフレームワークです。
ゼロからものをつくる、新たなことに取り組む…
苦しいこともあるし悩みも尽きないですがそれを上回る面白みもあることが紛れもない事実です。そんな弊社ですが、2024年5月現在、社員を募集しています。あの… よろしくお願い申し上げます…!

おわりに
最近サイレントウォーキングを日課にしています。
Forbes Japan曰く『静寂の神経学的効果とウォーキングがもともと備えている「知的鋭敏さの向上」という効果を一体化』とも表現されており、リフレクションの時間にもおすすめです。ぜひ業務を効率化して、お散歩の時間も捻出されてみてください。笑
あとは時間外にチームゆらでWebサイト制作したり LINEbot作ってみたりとチャレンジさせてもらってることもまた業務内に還元してみてもいます。
体系的な学び以外にも実践の幅を広げつつ、スキルを高めていけるようにありたいと思います…!(こやま)
手前味噌ですがこの辺りの記事もおすすめです