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「私とイシダテック」‐毎週投稿というシャトルランを走り続ける好敵手に遥かなるリスペクトを寄せて‐ #notethon

矢吹丈と力石徹、アムロとシャア、桜木花道と流川楓。

互いにしのぎを削りあい、火花を散らしあう「ライバル」の存在がいつの時代も古今東西の物語を盛り上げてきました。

そして今、私は勝手に好敵手だと思い込んでいる株式会社イシダテックのnoteを語るために満を持してキーボードを手にしています。

バチバチ

あ、申し遅れました。私「白岳しろの中の人」と申します。

普段は「白岳しろ」という米焼酎の会社でnoteを書いており、イシダテックさんと同じく毎週水曜日に記事を必ず上げ続ける日々を送っているんです。

静岡県の焼津市(イシダテック)と熊本県の人吉市(白岳しろ)。

陸路で1,000キロ以上離れている面識のなかった2社が交流を始めたきっかけは、2022年4月に私が送った熱いラブレターでした。

いつも記事を見ていて「面白いなぁ」と思ってたので、X(旧:Twitter)のDMで下記のような文面を送ってみたんです。

いま見返すと、かなりのベタ褒めですね。歯がグラグラと浮きそうです。

こんな暑苦しすぎるDMにすぐさま返信をくれたのが担当の小山さん。

まだこの頃のイシダテックは「notepro」でもなかった

こんな気持ちのいい返事をいただいたことで両社の距離はあっという間に縮まり、お互い水曜日×週一投稿という絶対的なルールの中で競うように記事を投稿してきました。

だからこそ、noteの人たちに声を大にして言いたいことがありまして。

もう、言っちゃっていいですか?

みんな、まだイシダテックの本当の凄さわかっとらんったい(熊本弁)!

同じ従業員も少ない地方企業の書き手として、絞るように記事を書いてきた良きライバルでありながら同志であるイシダテック。

他の人からは怒られるかもしれませんが、その凄さを本当に理解しているのは同じ土俵で闘ってきた自分しかいなんじゃないかと自負しています。

ということで、ここからは「ここが凄いぞ、イシダテック!」という2つのポイントを自分なりの分析を踏まえて思う存分語らせていただきます。



凄さ①「毎週投稿」というシャトルラン

今の30代より下の世代はスポーツテストで持久力を測るためにシャトルランというテストをしたことがあるかもしれませんね、私もあります。

このシャトルランの構造は単純で「キンコンカンコーン」みたいな電子音が鳴り終わるまでに20mを走り切ったら1回とカウントして、この往復を何回出来るかで体力を測定していくわけです。

シャトルランとnoteの投稿は一見無関係のように見えますが、個人的にこの二つは良く似ていると考えていました。

シャトルランとnoteが似ているポイント
①体力=noteのネタ
→走る(書く)たびにどんどん消耗していく
②電子音の間隔が短くなること=読者からの期待の高まり
→どんどんハードルが高くなっていく

ちなみにイシダテックさんのこの時点での投稿数は110本超。

毎週減っていくネタを補充しながら周りの期待に応え続ける。周囲からは涼しい顔に見えても、毎週酸欠を起こしそうになりながらも絶対に更新というゴールテープを切り続けている光景は圧巻の一言です。

しかも驚くことに、毎週追われるように書いているはずなのにイシダテックの記事ってクオリティもかなり高いんですよ。

この宇宙食の記事を見たときも、その内容の素晴らしさと重厚さに正直嫉妬しちゃって思わずDM送っちゃいましたからね。

実際に送ったDM

そして私の見立て通り、しっかりと「今週の注目記事」選ばれてました。(まあ、そうだろうなって感じでしたが)

実は、以前白岳しろnoteでも「ひとり広報」の体制で記事の更新を続けていくためのポイントを取り上げたことがあります。

この時の継続のコツとして説明したのが
1.綿密なスケジューリング
2.社内の人脈を使うこと

だったのですが、記事では最も大事なポイントをあえて書きませんでした。

その大切なポイントの正体こそがこちら。

そう、「気合と根性」なんですね。

再現性が低いので記事には書きませんでしたが、締切に迫られた夜中に記事を書いていると「もういいじゃん。十分書いたし、これくらいで適当にまとめちゃえよ」という悪魔の声が聞こえてくることがあります。

そんな切羽詰まった状態で本当に良いものを書けるかの分岐点にテクニックなど無く、そこにあるのは「死んでも負けねえ」という精神論だけです。

ご覧ください、こちらが小山さんのご尊顔です。

ゲーム大好きな典型的Z世代で風貌もスマート。とても気合と根性が同居しているようには見えません。むしろ精神論は嫌いそうですらあります。

でも、彼の文章を見ていればわかります。小山さんは絶対に相当な気合と根性の持ち主。何度も書けない修羅場を潜って記事を仕上げてきたのは一目瞭然で、そこに同じ書き手としてのリスペクトを禁じえません。

これからもイシダテックと白岳しろの週一投稿は続きます。

死にそうな顔で「そろそろリタイアしたら…?」と相手を牽制しながら、お互い降りることの出来ないデス・レースをイシダテックさんと当社は走り続けていくのでその様子にはこれからもご期待ください。

その文章からは、きっと隠しきれない「気合と根性」が漏れ出しているはずですから。

凄さ②何気ない日常に面白さを見出す力

毎週投稿はもちろん凄いですが、イシダテックのnoteで忘れてはいけないのが記事の面白さです。ここからは実際に人気記事を見ながら、その真髄に迫っていきましょう。

まずは、こちらのIKEA×魔改造の記事から。

この記事の凄いところは単に部屋を改造したというトピックだけでなく、イシダテックの社屋構成をさらっと前半に混ぜることで会社理解と魔改造することの意味づけを同時に実現している所なんですよね。

しかも、その部屋のリフォームがIKEAというコンセプトで統合されているので見ていてワクワクするし、初めてでも入り込みやすい内容なんですよ。

こんなにキレイに

次に紹介するのが、私が個人的に大好きな社員紹介の記事です。

高専卒でイシダテックの中核エンジニアとして活躍している、お馴染み中原さんのインタビュー。この記事にもかなり面白いポイントが潜んでいます。

さすがですね、中原さん。
「優勝」と「大賞」の定義についてしっかりと訂正を入れています。

それなのに、この小山という男は…

後半、天丼して性懲りもなくイジってやがるんです…。

でも、こうした流れを見るだけで

・基本的に真面目な性格
・自身の技術や思考に自信を持っている

という中原さんの個性がなんとなく浮かび上がってきませんか?

ただのインタビューに終止するのではなく、こうした軽いフックで読者を巻き込むのもイシダテック特有の面白さなんですよね。

さて、人気の記事を紹介してまいりましたが、ここで読み取れるのがイシダテックさんの「日常から面白い瞬間を見出す力」です。

部屋のリフォームも高専出身の社員インタビューも、テーマだけ見れば決して書けない記事ではありません。でも、仮に他社が取り組んでもこんな記事は書けないでしょう。

それだけ日々の出来事から面白い記事を書くというのは難しい。その人の人生観や物の見方が世界の切り取り方を決めるからです。

法人noteを書いていると「ネタはどうやって仕入れるの?」という質問をよくいただくきますが、普通に会社にいても記事にできるような面白い出来事が降ってくることはありませんよね。

しかし、同じ出来事を見ても「これは面白い」という独自の視点から本質をえぐり出して見事にストーリーを紡ぎ出す書き手が存在します。言うまでもなく、小山さんもそんな異能の持ち主です。

ちなみに、こちらはそんなイシダテックの日常風景(珍事)をまとめたマガジンですのでぜひご覧くださいませ。

若干熱くなりすぎましたが、イシダテックさんの凄さを簡潔にまとめると独自の視点で切り取った面白い事柄を毎週記事にする力と言って差し支えないでしょう。

この矛盾した2つの力って、普通は中々バランスしません。いい内容を書こうと思うと記事は少なくなり、いっぱい書こうと思うとどうしても内容が雑になりがちですからね…。

一般的に伝えにくいBtoBの事業内容を誰が呼んでも面白いと認める内容に落とし込む力は、間違いなくイシダテックの真骨頂です。

ただ、悩んでもいるようで…

そんな順風満帆なイシダテックnoteですが、最近は次のステップに向かおうとしている予兆が見て取れます。

そうした変化の兆しを読み取れるのが、2周年の振り返り記事です。

はじめに
担当者3年目の目標:投稿全体のクオリティ底上げを図りたい

Quantity的には十分なので、Qualityに目を向けたいところです。
具体的には、弊社noteアカウントの特徴は毎週更新にあるものの、その毎週更新を目的としないということ

※記事から抜粋※

文章を拝見すると、小山さんは記事の量以上に質の部分に課題を感じているみたいですね。当社も地方企業×ひとり広報という似た体制で運営しているので、その気持ちは痛いほどわかります。

その上で、私たちのような書き手がさらなる質の向上を図ろうとしたら…

①広さ=扱ったことのない領域を取材する
②深さ=これまでのテーマを掘り下げる

のどちらかだと個人的には思っています。

そういう当社もどんどん似たようなネタが続くようになっていて、なんとかしなければと思っている真っ只中にいます。ここでお互い知恵を出し合って、さらに面白い記事を書いていければ良いんですけどね。

ちなみに当社はよく外に取材に行く記事が多いのですが、それは上の記事を読んで普通に記事を書いていても「自分の頭の中の冷蔵庫」はいつの間にか空っぽになってしまう焦りからそのスタイルを取り入れました。

小山さんがこれからどんな方向転換をとっていくのかはわかりませんが、イシダテックさんの記事は毎回楽しく読ませていただいているので、3年目もさらに震えるような記事が出てくることが今から楽しみです。

#notethonに寄せて

小山さんお手製のサムネイル

さて、色々と書いていたら自然と分量が多くなりました(4000文字超)。

まあ、当然ですよね。それだけイシダテックさんとの関係性は深く、社長様とは白岳しろを酌み交わしたことだってあるんですから!

その上でブレたくないのは、ライバルという関係性。仲良しこよしの馴れ合いではなく「自分が書いているときは、向こうも頑張っている」みたいな見えない信頼がnoteにおける一つの友情の形かなって思っています。

来週、再来週、その先もずっと…。

これから先もイシダテックさんと共にストーリーの力でnoteと水曜日を盛り上げ続けていきますので、是非楽しみにしてくださいね。あ、最後にこれだけ言って終わりたかった!

止まるな、イシダテック。

#notethon に寄せて



こちらの記事は2023/09/20~2023/09/21にかけて実施した #notethon にあたって作成されたものです。

熊本と静岡、お互いの距離は離れていますし、業種や発信活動の目的も異なってこそいます。それでも "毎週更新" というスタイルを継続し、担当者個人としても強い刺激をいただいています。そして何よりも、私は毎週 "白岳しろ" の更新を楽しみにしている読者のひとり!これからも一緒に、一歩でも先を目指して走り続けていきましょう。(こやま)

ライバルだなんて、恐縮!