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「ものづくり」の現場を伝えたい。【省力機械実装課編】

総務部のこやまです。
以前ご紹介した「機械場編」に続き、「省力機械実装課」の業務に触れながら「ものづくり」の現場をお伝えしていきたく。工場見学的にお読みいただくことも可能とは思いますので、みなさんお付き合いください!

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製造部 省力機械実装課


製造部には2つの課(≒職種)が存在します。

前回の機械場(機械加工課)に続き、今回紹介するのは装置の組立をメイン業務とする省力機械実装課です。

なお製造部は2024/05〜 部長(工場長)が
過去インタビューにも登場した岡田さんになりました

総員は10名。工場長・副工場長に加え "親方" と呼ばれる社員が3名おり、他社員達は親方の指示や指導を受けながら業務にあたることが大半です。


機械加工課については…


  • 比較的業務内容が言語化しやすい(当社比)

  • 他社での勤務含め、経験されている方も多い

  • 使用する加工機械をお伝えすれば概ね理解していただける

といったポイントから、コンタクトも比較的多くいただきます。こちらの記事もぜひ!


所属社員のインタビュー、あります


noteでは実際に働く社員の言葉で入社のきっかけ、やりがい、マッチするであろう方についてなどなどをお届けしています。


本題:組立だけど、組立だけじゃない…?


これまで省力機械実装課の業務は「組立」という言葉でざっくり表現していましたが、作業内容は多岐に及びます。その時々で製造している装置も異なれば工程も異なるので断面的な情報もありますが、写真と動画も交えてご紹介していきます。

これが完成したら
次はこれを作ってるかもしれない
なんならまだこの世に存在してないものかもしれない


概要と写真で見る


  • 機械・装置の組立および据付、修理業務
    社内組立→運転調整→分解(バラシ)→現地据付→必要な場合さらに調整、という流れが通常のフロー。
    稼働中機械・装置の修理作業やオーバーホール等も実施し、これらはお客さまの工場現地で行われることもあります。

工場での装置組立中
親方達は経験・知見ともに豊富
設計担当と図面の確認中
一貫生産体制なので設計者と連携しやすい
こちらも工場での装置組立中
体力勝負な一面ももちろんある
大掛かりな作業もあれば、繊細な作業も
FOOMAデモ機|調整の爪痕
ワークがライン外に飛び出さないようにするには
製造部による相当な苦労があったことが伺えます


組立前:溶接やバリ取り、研磨等やることたくさん!


組立前には部品類の製作や加工等も実施します。
各種加工機械(ボール盤やブレーキプレス、ユニパンチ、シャーリングなど)を用いて簡単な加工を行ったり、溶接や研磨も行ったりと、担当範囲の広さは業務における特徴です。

ボール盤での作業
使用場所に応じて異なるボルト類のサイズに合わせて加工
大量に穴あけ作業をすることも
材料も作るものによって大きさが全く異なる

機械を使っている人、溶接している人、部品を作ってる人、皆さんとても手慣れた感じで仕事をしていらっしゃいました。金属に穴を空けたものを見ると、印の位置ぴったりに穴が空いています。こちらで働いていらっしゃる方にとっては当然のことだと思うのですが、中学時代に技術の授業で、はんだづけに失敗し、完成したオルゴールが鳴らなかった思い出がある私としては、正確に・綺麗にできること自体がもう驚きです。

イシダテック、潜入してみた。ではこんな表現もありました
溶接だって担当します
こんな風に!


動画で見る:ある日、省力機械実装課の1時間


断面的情報ですが、ある1日の1時間程度、工場で動画を撮影してみました。
製品によってはサイズも数十メートルに及ぶものの、丁寧に作られる部品の1点1点で成り立っています。各社員が行っている作業も実に多様ですよね。

単に「組立」の2文字で表現していた省力機械実装課の仕事、これまでよりも具体的に伝わるでしょうか…?

▶︎動画は時々X(Twitter)でも公開します


当然ある:この仕事の厳しさ


作業着が汚れたり、機械油に触れたりすることも当然あります。
狭いところに手を入れることもあれば、食品残渣に触れることも。
こういった点があることもお伝えしていかなければなりません。

それでも試行錯誤を繰り返したり、単純作業よりも創造性が求められる作業に取り組みたい方にとってはマイナス面を上回る、楽しくなれるポイントがたくさんあるはずです。

調整中装置のベアリングに付着したグリス
感触を確かめるべく容赦なく素手を突っ込む
感想は「思ったよりザラついてない」だった
マスク越しでも独特なにおいを感じる
装置内部も拭き取りを行っています


難しさのポイント:マニュアルがない


一方で(見方によっては弊社の課題とも捉えられますし、反面面白みにつながっているとも捉えられますが)マニュアルがないことが仕事の難しさ。
受注生産で製作する "秘密兵器" 1品種ごとの調整、起こる可能性のあるイレギュラーを予め網羅することは困難という背景があるからです。

だからこそ「妄想」して「創造性」を持って取り組むことが求められる職種であると実際に働く社員も語っています。

親方達の横でOJT的に取り組む、そして引き出しを増やす
そんなご自身の姿を想像いただくのが適当かも…

先ほどお見せしたようなボール盤での穴あけ、バリ取りや研磨といった共通する作業に対しては動画化等取り組める余地もありそうですが―。


補足情報:勤怠・出張・免許・依頼書類


その他、勤怠・出張や必要免許、応募時にご提出をお願いする書類について私からちょっとだけ補足の情報です。

機械加工課は社内作業でしたが、
省力機械実装課は出仕事があるゆえの補足です


勤怠:月度あたり平均残業時間


受注生産体制である弊社では各月度間で(受注や納期状況による)有意差が生まれはしますが、平均値を出してみると9.16h/月でした。少なめかな…?

最小月度では4.47h、最大月度では18.28hという差がありました。
阪口さんやぎんちゃんが弊社にいらっしゃって、定時ちょっとすぎに工場見学しようとしたら誰もいなかったこととか、ありましたねえ。笑

ツイートの2枚目の写真がまさにその時
工場の扉がすでに施錠済だった


出張:行き先は全国、時々世界です


  • いろんな場所に行けるので、楽しい

  • 体力的には慣れない環境になるので、大変

という各個人のお考えで二極化する部分で…
人それぞれ楽しみ方はあるみたいですが、食品を製造する工場は郊外にあるパターンも多く、(繁華街があるような)都市部へ行けるとは限りません。
※従来より内定承諾前に必ずお伝えしている事項です

2年分の出張データを日本地図にプロットするとこう
(営業担当の往訪も含むデータです)


免許:ご質問も多い運転免許証について


基本的にイシダテックは業務に必要な資格・技能講習等を取得する場合にはテキスト類の購入含め会社が負担しています。
昨今では最も質問を受けるのは「運転免許証」関連かもしれません。


運転免許


近年ではAT限定の免許を取得される方も多いように思います。下記保有車種を考慮すると(トラックの運転を除いて)AT限定で問題はありません。

・保有車種は2024年5月時点のものです
・トラックの運転は免許制度変更の影響あり→年長者を頼ってください!


  • トヨタ プロボックス
    便利だし、よく走るしで言うことがありません。無駄がなさすぎる。もちろんATです。

言わずと知れた実用性の鬼
アウトドアユースでの人気も高まってますよね


  • トヨタ ハイエース
    ハイエースはボディが大きく見えますが、意外とそうでもない車です。
    見切れもよく、「運転席の位置」「バック時の距離感」に慣れてきたらむしろ運転しやすい部類の車ではないでしょうか。こちらもAT。

※こやま個人の感想です


  • 【運転不可のケース有】いすゞ エルフ ダブルキャブ
    横幅・長さ・マニュアルと運転の難しい要素が詰まっています。
    年齢が若く準中型の記載がない方、AT限定免許の方は運転できないので、親方はじめ年長者に助けてもらうことになるでしょう…!

今後、更新等のタイミングで車輌見直しも検討するかもしれません


  • 【技能講習必須】フォークリフト
    忘れてはならないのがフォークリフトです。
    運転技能講習が必要なものですし、いきなり「運転!」と言われることはありませんので安心してください。

なんか操作レバーもたくさんあるけど大丈夫(笑)


依頼書類:職務経歴書、必須やめます


他職種で職務経歴書の提出を依頼しており、製造部の募集でも右にならえ!してしまっていましたが、こちらは「お持ちでしたらください…」くらいのスタンスへ弊社側も変えていきたいと思っています。

"経験者採用" という軸では有効なのですが、そもそも弊社には類似する企業も(特に近隣では)少ないですし、紙に書くことが難しい、機密上具体的に書けないというケースも考えられることが理由です。


おわりに


まとめておくと、お勤めになる方のパーソナリティとしては…
今回、この記事を制作する際には「DIYとか好きなタイプの人」という表現もありましたし、佐藤奏さんのインタビューでは「プラモデルを作るのが好き」とありました。

マインド的には、「定型的に作業に取り組むよりも、柔軟に・創造性を持って取り組むのが好きなタイプ」の方がよさそうなんてコメントも。
説明しきれていないことがまだありますが、工場見学等はお受けします。Webサイトのお問い合わせフォームやお電話等手段は問わずご相談ください!(こやま)

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