【参加レポート】Tsukuba Innovation DAY in焼津
以前noteにて開催告知を行っていた Tsukuba Innovation DAY in焼津が終了しましたので、超簡単にですがレポートします。
改めて:会場についてくわしく
告知記事でも言及していましたが、今回会場となったのは『みんなの公民館 まる』開設予定地です。10代/20代が集まる場所を、"人生の寄り道" というコンセプトで作るとされており、現在準備会(中・高・大学生が参加)が発足しているそう。
石田社長×善甫准教授(筑波大学)
善甫先生と言えば、弊社がAI開発を始めた2018年より6年間にわたって共同研究を進めていただいています。
基調講演(セッション?)的に約20分いただき、共同研究のスタートや現在の取り組みを共有しました。
焼津×つくばの共通点、そして共同研究について
エッセンス:大学⇔企業の共同研究の勘所
イシダテックと筑波大学(善甫研究室)ではスポット的に取り組む共同研究というよりは、年度ごとに徐々にバージョンアップした取り組みを中長期にわたって行っています。今回の講演で共有したエッセンスを、こちらのレポートでもお伝えします。
勘所1:素早く、小さいPoC(概念実証)の実行
「なんとかできないか」そんなイシダテックのお客様からのお問い合わせから比較的短時間で、(超)大手企業・大学・イシダテックのPoCが始まります。
そしてできるだけ小さい単位のPoCをくるくると回し続けることが、一つの勘所であると思っています。
これにより、「できるかも?」という状態からいくつもの「できることがわかる」状態が生まれ、関係者の巻き込みもスムーズになっていく気がしています。
さらにこの「Mar.」にあたる2018年3月の初動が特筆するべきでした。
全くAIに関与していない会社が、のちのAI事業のPoCを4時間で決めるという狂気。スピードを重視した意思決定スタイルです。
勘所2:バイブス
「勘所を共有する」と言っておきながらなんとも雰囲気満載な言葉なのですが、"バイブス" 以外の言葉が見当たらず、石田と善甫先生の間ではこうなりました。
言語化すると、協働・共創者の興味関心、得意分野、仕事へのアプローチ方法、タイムライン… これらを「なんとなく非言語的にわかっている」状態が同期されている、といった感じでしょうか。疎な形でゆるくつながっている状態を維持していることが重要かな、という結論にいたりました。
その点、今回のイベントは焼津やつくばで活躍する興味深い活動をされている方々同士「ゆるくつながる」状態を創出する良い機会となった気がします。
連携協定
3名からのイノベーションピッチを終えたのち、みんなの公民館 まる × Tsukuba Place Lab による連携協定が締結されました。焼津・つくばの2都市間での往来がしやすくなり、様々な取り組みが進んでいくことを期待しています!