総務部のこやまです。突然ですが……
悩みがあります
イシダテックは2021年8月から発信活動に力を入れ始めました。
以来noteやデジタルツールの運用、さらには結桜さん関連の取り組みでもお問い合わせをいただく機会が少しずつ増えつつあります。しかし……。
本業と関係なくはないけど、ない
本日も日経クロストレンドさまにて記事が掲載されました。
というワードが登場します。
採用広報という文脈で、それとなく社風を伝えることはできてきました。
しかし、魔境の謎部屋を改装することはわかっても、食品・医薬品製造業者さま向けの「秘密兵器」をオーダーメイドで製作する 弊社の事業そのものは仔細までまだお伝えできていませんし、具体的な業務よりも社員にただただ趣味や好きなことの話を聞いた回数の方が多いかもしれません。
本業を語れない、その理由
なかなか言えない、「これ作りました!」
全社での広報視点でも "公開可能" な導入事例は限られたものです。
お客さまにとって生産設備は付加価値を提供するための「鍵」であるケースも多い上、受注生産で製作される一点物の製品であることも一因です。
それでも、ものづくりの現場を伝えたい
今回の記事作成に至る経緯は、製造部部長 (工場長) である石川さんとの会話がきっかけです。
そこで工場長・石川さんと発信担当・こやまの見解
そこで、作業の様子を写真や動画で伝えてみることにしました。
ただし今回お伝えするのは部品製作。まだ最終型を見ることはできず、装置組立の前段階に当たるものです。
前段の話では製造業全体!くらいまで話は大きくなってしまったものの、小さな一歩でも、まずは踏み出してみようと思います。
イシダテックの「機械場」に潜入
イシダテックの製造部はものすごく大きくは……、
の2つに分けられます。
機械加工による社内での加工に加え、お取引先の業者さまに発注・外注して部品類を集め、設計図に基づいて組立が行われていきます。
写真赤丸の箇所が今回の舞台で、「機械場」と呼ばれる場所です。
弊社では「南工場」と「北工場」の内部でそれぞれ組立作業が進められていきますが、その前工程として部品が加工されるのがこの機械場です。
早速内部に潜入してみる
……のですが、機械場は所狭しと加工用の機械が設置されています。
情報が渋滞しそうなので、この記事では稼働中の様子をひたすら流します。
レジェンド並みの勤続年数を誇る加工機械もありますよ!
これはとてもシンプルに表現するなら……
汎用旋盤 ‐ 加工のためには付きっきりで操作が必要
N C 旋盤 ‐ 加工プログラムを作成すれば自動的に加工可能
という相違点があります。
同一の加工を大量に行うとすれば、プログラムした通りに切削してくれれば加工の精度を高めたり、同時に複数台の加工機械を動かせたりとメリットがありそうです。
機械に張り付き続けることは一見デメリットに思えますが、弊社は特に食品機械に関しては多品種・少量生産のメーカーです。
部品も当然装置によって異なる以上、都度プログラムを行うよりも汎用旋盤がかえって効率的で、ここに3台の旋盤が50年超の長きにわたって重宝される理由が見えてきます。
余談:切削加工で発生する切りくず、切粉
切粉を見るのがお好きな方が世の中にはいらっしゃるようで……。
工場見学に来ていただいたお客さまが興味津々で見るものの一つです。
材質や加工により異なる見た目になり、「切粉を見ると加工の良し悪しがわかる」とも言われているらしい。
そして、こんな部品が作り出されていく
以下の写真は全て今日(noteを公開する2023/03/22)撮影したものです。
形状や大きさ等様々な部品が作られ、組立の工程へと進んでいきます。
設計担当の作成した設計図に基づき、ご紹介したような社内製作部品と、購入・外注する部品を集結させ、機械の組立へと進んでいきます。
お伝えする方法はもう少し模索していきますが、組立編をいずれ公開しようと考えていますので、お楽しみに…!
おわりに
▶︎HP
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実は昨年8月頃から伝え方を考えてはいたものの…。