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イシダテックnote、とことん分析してみた。

初めまして、いしだと申します。(石田社長の親族ではありません)
ご縁があってイシダテックでインターンをさせていただいている者です。
普段noteを書いていらっしゃるこやまさんに代わり、今回は私が筆を取らせていただきます!

きっかけは #notethon にてLTS採用担当の石田尚紀さんと社長の石田尚が対談したことです。後にご紹介いただいたのがいしださんです。(こやま)

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> 登場人物全員石田さん <
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こんなご縁で、こやまタスクを切り出しています


取り組んだこと


今回のインターンで私が取り組んだことは、「イシダテックnoteの分析の仕方を確立する」+「分析からnote投稿の施策を考える」というタスクです。

やばい……むずかしい……
と、頭を抱えながら1か月取り組んだ成果の一部を今日は書かせていただきます。

noteやっているけれど、どんな分析をすればいいんだ!どういう記事を書けばいいんだ!と同じように悩んでいる方へのヒントになるとかならないとか




指標、どれをどう見れば?


note proでは記事ごとに、PV数・スキ数・読了率のほか、参照元やリンククリック数などいろんな指標を見れますが…

「どれをどう見れば?」
(数字の羅列に見て見ぬフリしたくなります)

見方が定まらないことには分析できないのでまず、指標の意味(何を表しているのか)を考えました。


指標の意味―「スキ」ってほんとに「スキ」なのか


スキって、最後まで読んでいなくても、記事開かなくても、押せるよね…
何かしらポジティブな反応ではありそうなものの、スキを押す意図が人によって様々なので、記事の質や面白さを評価する指標としてはうーんといったところです。

最後まで読まれていなくてもスキが押されていることも

PV数は、インプレッションの最も基本的な指標と言えます。note proのアナリティクスβの定義では、その記事のページが開かれたらカウントされるので、サムネイルやタイトルの引きの強さや、検索エンジンからの流入が反映されていそうです。
また、note総PV数=note訪問者数×開いた記事の数と考えられるので、ある記事を読んだ人が続けて別の記事を読むといった内部回遊も鍵となりそうです。

読了率は、記事の長さ(文字数)と弱い負の相関がありました。記事内容とも関係がありそうです。読了率の重要性はコンテンツと書き手の意図によって違ってくるはずです。たとえば採用募集記事のような「最後まで読んでほしい・読まれるべき」記事で読了率が低い場合は、改善が必要な記事と考えられます。


「どういうnoteを目指すのか」に沿った分析の仕方


noteを運用するにあたって目的や方針があるのであれば、それに沿った投稿や分析の仕方が必要だと考えます。
たとえば、とにかく多くの人に知ってもらいたい、バズりたいという想いでnoteを書くならば炎上商法も施策のひとつに入るでしょうし、分析はPV数や流入元を中心に行うといった方針になりそうです。

イシダテックnoteの場合
いしだ「noteを運用するにあたって意識していることなどありますか?」
こやまさん「1回バズって終わりではなくて、常時心地よい風が吹く感じ」「炎上しない」「イシダテックのいろんな情報がストックされていく」「イシダテックらしさがそれとなく伝わる」

カオスな運用方針(こやま)


なるほど…
イシダテックnoteの場合は、1記事ごとの評価だけでなく、note全体としての「面白さ」や「心地よさ」を捉える必要があるように感じます。
つまり、読者が「面白い」「他の記事も読みたい」「イシダテックについてもっと知りたい」という感情を持ってくれることが大事で、その感情を反映する指標を分析することが必要だということです。

読者に期待する感情や行動を整理→それを反映する指標を特定→分析・評価


分析してみたら投稿のポイントが見えてきた


投稿のポイント①サムネイル

分析対象内のPV数ベスト5の記事のサムネイルですがお気づきでしょうか…

こやまさん率高し


顔!!こちらを向いている顔!!


心理学的に、人の顔、特にこちらを向いている顔は注意を惹きやすいことが言われています。
さらに、記事の主役が一目でわかること、人柄・表情が見えることも潜在的に読者を惹きつけている可能性があります。
社員インタビュー記事など人にフォーカスした記事は、思い切り主役の顔を載せるといいかもしれません(もちろんプライバシーには配慮して)

また、上の5枚のサムネイルは、暗めの画像にタイトルが白文字で、視認性が高いこともポイントだと考えられます。

一方で、記事内容がタイトルやサムネイルから一目でわかりにくいものはPV数が伸び悩んでいました。「サムネイル・タイトルにこだわる」ことは無駄ではないのだとわかります。


投稿のポイント②記事の構成・長さ

これはある記事の目次なのですが、

冒頭の目次だけでかなり長いです… 似た見出しもあるし……
特に縦スクロールのnoteでは一層読みにくさを感じさせてしまいます。

この記事は、『イシダテックのnote、どれから読むべきか迷ったら。』というnote内のハブ的役割を意図した記事ですが、内部リンククリック数は一番最初のリンク以外ほどんどありません。読者が読みたい記事に辿りつけなくなっています。

そこで以下のような、読者の「知りたい」を起点としたマップを提案させていただきました。


文字数やリンク数についても、内容や目的に応じて適切に。
内容によってはマガジン化(シリーズ化)する方が良いかもしれません

投稿のポイント③個性的+普遍的なワード

「どういうワードが読者の目や検索エンジンに引っかかるのか」
これについてはGoogle Search Consoleなど検索エンジンからの流入分析などさらなる分析が必要です(今回は出来なかった…)

ラジオ体操スピーカーを自動化した記事のクエリなのですが…
カオスだし記事に応じて変化しすぎる要素なのでやめました(こやま)


ただ、PV数の多い『エクストリーム出社』のように、意外性のある組み合わせは違和感として読者の目を惹きやすくなったり、
オリジナルの言葉や製品名・人名等の固有名詞は、普通名詞と組み合わせることで「内容をわかりやすく」+「検索でヒットしやすく」したりすることがありそうです。

こやまさん「ストーリーの基本は、ギャップ」

超絶私見です(こやま)


今後、こんな分析をしてみては!


投稿だけでなく、イシダテックさんが今後行う分析についても考えます。

一定の目標値は設定しない


インプレッションの目標値を設定することで、数値を意識して記事内容の自由度が下がったり、書く人のプレッシャーになってしまったりすると、イシダテックnoteの良さである多様で継続的な投稿の妨げになる可能性があります。
基本的に一律の目標値は設定せず、平均値を目安にしつつ、平均よりもインプレッションが低い・高いときは詳細に分析したり、勝負記事(特に見てほしい記事や、採用募集などコンバージョンを求める記事)は、目標値があると評価しやすいと考えます。


マガジンごとの分析

前述したように、イシダテックnoteの運用方針を踏まえると、1記事ごとの評価だけでなく、note全体での動向を捉える必要があるように感じます。

note proの機能で出来ることとして、マガジン指定機能を使った定点分析が挙げられます。
新しい記事を投稿したとき、同マガジンや関連記事も連動してPV数が増えていれば、内部回遊があるとみることが出来ます。


おわりにー大切なのは、想いに沿った分析と投稿


「PV数・スキ数が多い=良い記事」というシンプルな見方は間違っているわけではないでしょう。しかし、「PV数やスキ数が多い内容だけ今後も取り上げていこう」という考えは、投稿のバリエーションを乏しくしてしまい、全体としてつまらないnoteになりかねません。読者も飽きてしまったり、書き手もネタ切れしてしまったりするかもしれません。

どういうnoteにしたいのか、noteを読んでくれる人にどう思ってほしいのかーそのような「想い」を反映している指標は何かを見定め、分析や評価をすることが重要であると考えます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回noteを書かせていただきました私、いしだについては以下をご覧ください!


さいごに:こやまより
短期間なのに無茶ぶりしましたが…
ご自身の学んでいる内容を交えながら数値の裏側を探っていき、「一定の目標値は設定しない」という勇気ある結論を導きました。
表面的な数値も大切ですが、目的は何か?達成したいことは何か?といったポイントを見失わないようにありたいと私も改めて考えさせられました。

今回の取り組みと石田さんが今後取り組む実務では、規模にきっと大きな差があります。データやフレームは一歩目のヒントをくれますが、その裏側:相手そのもの行動の原理を知ろうとすることが最も必要なことかもしれません。
心理学を学んでいる石田さんには釈迦に説法な予感もしますが、そんなことも学びのひとつとして持ち帰っていただけたらうれしいです。(こやま)

マップとか早速記事に追加します!
伝え方(noteの書き方)も◎でした!

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