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中学生に何話す?「すごいぞ焼津」

こんにちは、イシダテックの石田です。
普段、年上の方とお話する機会が多く、20-30歳離れた友人(と、呼ぶには失礼かもしれませんが、仕事関係なく懇ろにお付き合いくださる方)もいらっしゃいます。

さて先日、「焼津市内の中学1年生向けに20分講演してほしい」というご依頼を受けました。光栄です。大変光栄ですが恐れていることがあります。
今年、私石田の年齢が38歳になりますので、中学1年生が13歳とすると25歳違います。

この講演、実は間近に迫ってまいりました。
本日は、講演に臨む迷いや気付きの脳内会話にお付き合いくださいませ。叶うことなら講演を聞いてくれた中学生の方々に、「あなたたちの前で偉そうに話していた38歳、かなり迷っていたよ」という経験シェアにできれば幸いです。

なお石田社長の脳内は普段、↑のマガジン内の記事のようになっています。そして、「すごいぞ焼津」は明日です!(こやま)



25歳差の破壊力


38歳の男性あるあるかなと思いますが、だいたい精神年齢や身体能力の自己認識は25~28歳程度で止まっている感じがします。油断するといともたやすく二日酔いになりますし、体の幅の空間的認知はスリムな時のままですので、しょっちゅうドア枠に肩をぶつけます。
何なら入れると思ったドアの隙間に入れないことすらあります。

石田社長は早朝から筋トレに励んでいる
肩には小さい重機載せてるレベルだ


この精神年齢とほぼ同じ25歳。すごい。
さらに25年といえば、歴史を見る1つの単位だとも言います。
下記記事によると「人口学的要因による世代の分かれ目」
なにこれ25歳怖い。

近年でいえば、日本の歴史は1945年から1970年までの25年、1970年から1995年までの25年、そして1995年以降という3つの25年単位で流れてきた。戦後直後の1945年から1970年は「復興と成長の25年」、続く1970年から1995年までは「豊かさと安定の25年」、そして1995年以降は2020年までを「衰退と不安の25年」と位置付けることができよう。

東洋経済オンライン「歴史は「25年ごと」に考えると見方が変わる」https://toyokeizai.net/articles/-/175626?display=b


25歳年下に何を話そうか


何を話そう、何を話そうとなんとなく迷った気持ちになっているところに、中学校の先生からいただいた、会の計画素案が目に入ります。

話していただく内容(○は必須)
・事業内容 ○
・仕事に出会ったいきさつ
・仕事をするうえでいつも考えていること ○
・ここまでで苦労したことやうれしかったこと
・焼津を世界や日本全体に発信する方法 ○
・今後の展望や夢 ○
・中学生へのメッセージ(中学生のうちに心がけるべきことなど)


・・・話す内容、ある程度ガイドラインがあるではありませんか。
早く読め私。人は文字を読まない生き物だと、はるか昔、テクニカルライティングで習った気がします。
何を話そうかに迷いが生じているわけではないことがわかりましたが、どうやったら伝わって、良い時間になるかわからない、という問題に変わりました。せっかく20分いただけるなら有意義な時間にしてほしいですし、なにかシェアできる経験があればと感じます。

「経験や知見のシェア」という言葉は石田社長がよく使う言葉のひとつでもあります。昨年も静岡聖光学院にて中学2年生の探究ゼミナールに参加しており、あまり心配はなさそうですが…?(こやま)


何に気をつければいいのか


すがる思いでChatGPTに助けを求めます。
38歳、何に気をつければいいですか、と。

語彙の難易度
専門用語やビジネスジャーゴンは13歳には難しい可能性が高いです。
内容の理解度
経営や科学技術に関する複雑な話題は、中学生には理解しにくいかもしれません。
関心の差
38歳が興味を持っている話題と、13歳の中学生が興味を持っている話題には大きなギャップがあるかもしれません。
トレンドの違い
世代間で流行りの話題やトレンドに違いがあります。特にデジタルネイティブな世代である13歳にとって、特定のソーシャルメディアやエンターテイメントのトレンドが重要かもしれません。


38歳と13歳の関心の差、なかなか重くえぐれるような感じですね。

幼稚幼稚園児になぜ人を指さしてはいけいないのか伝えたいのに、もう関心が今日のおやつであるポテコをどの指にはめて食べようかに移っていてぜんぜん伝わらないのと同じですね。

もう対策もGPTに聞いちゃう。

言葉を簡潔に、わかりやすく
専門用語を避け、日常的に使われる言葉で説明します。
具体的な例や比喩を用いる
抽象的な概念を、中学生が理解しやすいように、身近な例や比喩を使って説明します。
相手の関心に合わせる
中学生の興味や好奇心に合わせた話題を選び、コミュニケーションを取ります。
フィードバックを求める
定期的に相手の理解度や興味を確認し、必要に応じて話の方向性を調整します。
ビジュアル資料の活用
図表やイラストを使って説明することで、理解を深めやすくします。
共通の興味を見つける
世代を超えた共通の話題(例えば、人気のあるスポーツや映画)を見つけ、それを通じてコミュニケーションを図ります。
教育的価値を考慮する
中学生にとって有益な知識や経験について話すことで、コミュニケーションの質を高めます。


なるほど、、、
・・・例えば上記の内容を13歳に伝えるとしたら・・・?

ねえ、想像してみて。38歳で大人のお仕事をしている人と、中学1年生である君が話すとしたら、どんなことを気をつけたらいいと思う?まず、大人は難しい言葉を使ったり、学校では習わないようなお仕事の話をするかもしれないよね。それに、大人と君とでは、好きなことや興味があることが違うかもしれないし、話題についていけないこともあるかもしれないんだ。

でもね、うまく話すコツがあるんだよ。例えば、大人が使う難しい言葉を、学校で習うような簡単な言葉に変えてもらうようにお願いするとか、話が難しくなったら、「それ、どういう意味?」って聞くのも大切だよ。そして、お互いが好きなことや興味があることについて話してみると、もっと話が盛り上がるかもしれないね。

大人が話すことをイメージで見せてくれたり、簡単な例や話で説明してくれたら、もっと理解しやすくなるよね。もし、君が何かを話したい時は、大人が興味を持ちそうなことや、みんなが知ってる話題から始めてみるのもいいかもしれないね。

大切なのは、お互いに理解しようとすること。君がわからないことがあったら、遠慮せずに聞いてみよう。そして、大人も君の話に耳を傾けてくれるはずだよ。このようにして、お互いの違いを楽しみながら、いろんな話をしてみるのはどうかな?


べ、勉強になります!GPT!

投げかけ(コミュニケーション)、平易な言葉、何でも聞いていいよ、という雰囲気、絵や例、このあたりが重要だということがわかります。

なんでも聞いていいよ!


会社概要を簡単にしてみる


よく使う、こちらのスライド。簡単にしてもらおうと思います。

これ以上簡単にすることはできまい・・・!

昔々、1947年に静岡県の焼津市っていうところで、「石田鐵工所」という会社が始まったんだよ。最初は、鉄でできたものなら何でも作る会社だったんだって。そして、1950年には、みかんの缶詰にシロップを入れる機械を世界で初めて作って、それが日本中で使われるようになったんだよ。この会社は「人間の手でできることは、できるだけ機械に任せよう。でも、おいしい伝統の味は大切にしようね」ということを大切にしていて、みかんの皮をむく機械や、かつおの頭を切る機械、缶詰を安全にする機械、形の変わったビンに食べ物を詰める機械、モノを自動で保管する倉庫など、たくさんの便利な機械を次々に作ってきたんだ。

ずっとその後も、お客さんが何をほしいと思っているかをよく聞いて、それに合わせた機械を作り続けてきたんだ。主に、魚や野菜、加工された食べ物や、薬を作る工場に役立つ機械を提供してきたんだよ。今までに、この会社が考えた新しいアイディアは82個も特許を取得していて、実用的なアイディアも62個あるんだって。すごいね!

すごいね!!!!!!


\\ す ご い ね ! //

の一文は、マウンティングに対する煽りのようなものしか感じられません。煽ってくるのかGPTよ。

ただ、「人間の手でできることは、できるだけ機械に任せよう。でも、おいしい伝統の味は大切にしようね」という簡略化はさすがです!そうなんです、弊社が目指すのは機械による人間の拡張なんです。

Webサイトにもその文言は書かれているんですよ!


もういっそのこと、この会社のイメージ画を作成してくださいってGPTにお願いしてみます。


・・
・・・

まさかのオオグソクムシが現れる。


身近にいた先生


3歩進んで2歩戻った感じはあるのですが、身近に良い例がありました。
結桜さん中学1年生ではありませんか!


そして、つい2日前に共有会でお話したばかり。
ちゃんとコミュニケーションが取れていた気がします。

その何が大切だったのか?
思い当たる節がエビングハウスの急カーブで消えかかるなか、おそらくこれだと思うのは・・・年齢を気にしなかったこと。
このnoteを書きながら気がついたのですが、結桜さんとお話したときには年齢を全く意識することはありませんでした。

ところが今回は、「中学1年生向け」ということで、心のどこかで。
なにか上から教えてやろう、いいところを見せてやろう、という気持ちがあったのです。

というわけで、タイトルすら改めるべき説ですが、明日は「自分の取り組みや展望をただただ平易に紹介する」会と認識をあらためて臨みたいと思います。脳内の葛藤にお付き合いただき、ありがとうございました!

後日、こやまから当日の様子はレポートしてもらおうかと思います!

お任せください(こやま)


弊社について

プログラミングスクールへの会場提供なども行なっていますし、昨年は課外授業への登壇など、ご協力させていただく機会も多数ありました。
教育関連へのご協力は可能な限り惜しみません!ここ最近は焼津市内でも様々な取り組みができてうれしい限りです。(こやま)

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