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#チームゆら がイシダテックにやってきた!

チームゆら クルーNo.1のこやまです。
タイトルにあるイシダテック訪問を1週間後に控えた2023/03/24
「チームゆら」結成のご報告および今後の見通しを社長の石田へ伝えるためのミーティングを行ってきました。

結成のご報告!そして見通し!
※一部メンバーです




しかも、この日は特別な日でした


「静岡食材で、宇宙日本食をつくりたい!」に登場していただいた結桜さんが初めて弊社を訪れたのが1年前のこの日、2022/03/24でした。

しかも今年からは中学生
親戚のおじさんみたいですが、感慨深いです


弊社も密かに応援するひとりとして、可能なサポートは続けていきたいところです。


と締めくくった記事、とても多くの反響をいただくと共に、「博士ちゃん」をはじめとするメディアへのご出演等様々な出来事がありました。

しかし最も大きなトピックが、#チームゆら の結成です。


Daiichi-TV「news every.しずおか」にて2022年8月30日に放映された特集は結桜さんの活動を非常にわかりやすくまとめていただいています。

他ラジオ等も多数出演されています

結桜さんも大ファンな「宇宙兄弟」公式Twitterでも記事をご紹介いただいたのはうれしかったですね。カペーーー!!!

実は前回のサムネイルの文字フォントは
「宇宙兄弟」と同じフォント(こやま)

2022年10月15日には、宇宙食博士ちゃんとして「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」にも出演。Twitterが大騒ぎでした。

JAXA職員さんのガチジャッジに感動しました




時は戻って、2022年9月―。


2022年9月29日。
チームゆら 結成に向けた動きはこのメッセージから始まりました。

結桜さん私のFacebook見てたらちょっと恥ずかしい
※おかあさまのアカウントからご連絡をいただいています


チームゆらを作りたい!のは、なぜか?


以前の記事では "サバ缶" を作った福井県立若狭高校 海洋科学科のみなさんについてご紹介しました。このプロジェクトではHACCP取得&内製を行っているそうなので、取り組み方自体にはやや異なる部分もあります。
しかしながら、完成まで実に13年を要した長期プロジェクトです。

結桜さんは実際にお話も聞かせてもらった
地域の商社や缶詰メーカーとも協働されていたそう


なぜこれほどまでに長いプロジェクトに?


宇宙日本食の認証を目指すにあたっては複雑なプロセスが待っています。
ざっと参照しても、書類作成をはじめ工数を要するものもあり、人手が必要になっていく予感がします。結桜さんは主に「開発」と言える部分を独力で進めてきました。ですがこれから先は難所も多くなっていきそうです。

JAXA HP より引用
「宇宙日本食」認定までは書類作成など難所も多い


なので、力を貸してくれるメンバーを募りたい


「宇宙日本食」実現にかかる多大な時間・労力・さらに資金……
もはや個人レベルでの取り組みでは困難なことも増えてきます。

製造も外部に出す (OEM) 形式になると現段階では考えられ、さらに販路開拓等も考慮すると企業や団体を相手とする交渉事もこれからは増えていくことが想定されます。そこで、ビジョンを共有し、力を貸してくれるメンバーを募ってチームゆらの結成を目指すことにしました!


弊社も密かに応援するひとりとして、可能なサポートは続けていきたいところです。

と言った以上、今回も結桜さんのご相談にはもちろん応じます。
でも協力者、どうやって集めようかな。しかも大学生を―。


草薙駅の事務所…?


と悩むまでもなく、メッセージ内で結桜さんがヒントをくれていました。笑
そうです。毎週金曜日に「わざわざ遠くでテレワーク」をしている場所。
草薙駅前にある "コラボレーションスペース Takt" に助力を求めます。




小林さん、助けてください!


メッセージをいただいた翌日、2022年9月30日。
Taktを運営する 一般社団法人草薙カルテッド の小林さんに相談しました。
「かくかくしかじかで~… ご協力いただける大学生を募りたいのですが…」

と芝生の上で伝えたのですが

いいっすね!めちゃめちゃおもしろそうすね!!!やりましょう!!!!!

原文ママ① 熱い

活動のコアになる学生さんが一人いると進めやすいと思うので、事前に声をかけてみますね―。

原文ママ② 冷静




コア(になりそうな)メンバーを引き入れて


2023年10月4日。
相談からわずか4日、コア(になりそうな)メンバーとして静岡県立大学在学中の大友玲実さんを味方につけます。

2022/10/16
イベント開催に向けた打ち合わせを実施


そしてあっという間にチームゆら説明会、開催決定。


初期のコアメンバーによるミーティングを経て……。

  • Taktをお借りして、説明会という形でイベントを実施する

  • 取組期間を考慮して1~2年の大学生を対象にして実施する

ざっくりですが、この2点を決定。イベント紹介ページも作っていただき、2022/11/06に説明会を決行します。

結桜さんがページに寄せたメッセージ
Taktをご利用の皆さん
はじめまして。
今静岡食材を使った宇宙日本食の開発に取り組んでいる増田結桜(ゆら)と申します。
私は今「チームゆら」のメンバーを募っています。

「チームゆら」は、私が本格的に開発に取り組み、認証まで持っていくには企業さんのお力が必要です。企業さんを動かすには皆さんのお力が必要です。
そのために「チームゆら」を結成しようと思いました。
「チームゆら」のメンバーの定員は7人です。
Taktの小林さん、大友さん、小山さんにメンバーとして入ってもらっています。
あと4人必要なのですが、一緒に私と取り組んでくださる方はいますか?

正直に言うと、認証まで最低でも3~4年はかかります。
書類審査も簡単ではありません。
それでも一緒に静岡食材を使った新しい宇宙日本食を私と「作りたい!」と思ってくれた方、ぜひ説明会に参加してください!




イベント当日の様子


2022年11月6日。
チームゆら説明会はTaktにてリアル開催されました。

プレゼンテーション、お手の物
れみさんがしっかりサポートしてくれる


説明会では、結桜さんが自身で作ったスライドを基に、参加者のみなさんへ想いを語ります。聞き手の真剣な様子を見れば、内容のクオリティは想像がつきますよね。大人数の前でも結桜さんはいつも通りです。

「静岡食材で、宇宙日本食をつくりたい!」
記事中でご紹介したスライドと近しい内容です


さらに当日は「ゆらみかんゼリー」や宇宙食の試食付き。
無重力化では体液が上半身に集中することで嗅覚が鈍くなります。結果的に味覚も鈍くなるわけですが、その状態を再現すべく、「博士ちゃん」に登場されたJAXA職員さんと同様に鼻をつまんで試食します。

ゆらみかんゼリーも試食
こやまもこの時はじめて食べました

ゆらみかんゼリーの感想
鼻をつまんでも感じる香りと味。栄養素を考慮し皮も含まれているからか、甘さの中に苦みとフレッシュさも感じました。
液体の飛散や保存など、考慮すべき要件も非常に多くある中でこのゼリーを実現できたのは、分量を1gごとに変えて実験するレベルの「凝固剤オタク」である結桜さんだからこそかもしれない…と感じながらいただきました。笑

試作回数はこの時すでに100回超
周辺知識の豊富さにも驚かされるばかり
同時にいただいた 宇宙おにぎり 鮭

宇宙おにぎりは、塩味は若干強めに感じました。
お米ともち米の中間で粘りが強く、冷めても食味が低下しにくい「低アミロース米」が使用されている等工夫が詰まっており…。お湯で戻して食べるにも関わらず、「美味しい」という宇宙食の条件を実感します。

低アミロース米の代表品種の人気品種が「ゆめぴりか」




チームゆら、爆誕


そんな説明会を経て新たに5名の学生さんが加わることに!
ここで正式にチームゆらが発足します。
小林さん・こやまを含めれば総勢9名のチームになりました。

大人2人は主体性のないワイガヤ担当です


そして、イシダテックにやってきた!


2023年3月31日。
少しずつ活動も進捗が見え始め、イシダテックへ結成報告をすべく、チーム全員で来社してくださいました。
報告→ディスカッションは1時間半に及び、これまで同様活動におけるアドバイスを社長の石田から受けました。

社長のアイデアで初来社時と同じ場所で1枚📷
にぎやかになったね…!


そんなチームゆらの現況と今後


最大の目標は「宇宙日本食」の認証を2026年に取得すること。
達成に向け ①広報 ②資金集め の2チーム体制で活動を行っています。

当日報告を行う結桜さん


これはざっくりとした説明で行くと、
広報活動を通じて継続的に賛同者を募る→資金計画作成/調達→認証取得へ
というスキームで、やっていることはスタートアップ企業さながらです。
書類審査に向けた準備・日常的な活動継続におけるオペレーション等課題は山盛りですが、もう今は結桜さんひとりではありません。

今回の報告会で社長の石田から受けたアドバイスや提案も取り入れながら、「宇宙日本食」実現に向けた模索が続いていくことになりそうです。
続報として弊社からも良い進捗がお伝えできたらいいなと感じています。




おわりに

結桜さんはじめ関係者のコメントを集めてきました!


結桜さんのコメント

私の夢は「宇宙飛行士を幸せにする宇宙食を作る人」になることです。
私は、小学校4年生のときに探究学舎の宇宙編を受講し、宇宙に興味を持ちました。そして、宇宙に関わる本を読み漁ったところ、宇宙食の開発に取り組むJAXAの須永さんの言葉に感動し、「私も宇宙飛行士が幸せになる宇宙食を作りたい!」という夢を持ちました。

いまは、静岡みかんを使った宇宙食の試作品を作り、TV番組の企画でJAXAの方に審査していただくご機会もいただきました。
(合格ラインへは、あと0.2ポイント足りませんでした)

そして、2022年11月6日、県内在住の大学生の方々と宇宙日本食開発プロジェクトチーム「チームゆら」を結成しました。
今、私たちに協力してくださる企業様を探しています。
これからも地域活性と宇宙飛行士の幸せのため、2026年までに宇宙日本食認証を目指し、チーム一丸となり活動していきます。応援よろしくお願いします!

博士ちゃん見てちょっと泣きました(こやま)


イシダテック・代表取締役石田より

初めてお会いしたときには、50年以上続けている志太地域の小・中学生の自由研究や探究活動に賞を出す「石田賞」と同じく、「将来、科学者・技術者になって世界を豊かにしてほしい」と思っていました。
と、同時に「私に何ができるだろうか・・・続けられる形でどんな支援ができるだろうか」と悩んでいました。
静岡缶詰協会というコミュニティで活動する、宇宙食のパイオニア、石田缶詰・石田雅則社長(血縁関係は一切ございません)にゆらさんの提案書を添付してメールすると、 「おいおい・・・見たかこれ・・・このドリームマップ・・・大谷翔平と同じだぜ・・・すげえ奴だぜ・・・」(音声ママ)と、軽い焼津弁のベジータみたいな電話が即かかってきました。

これを受け、私は「これは悩んでいる場合ではない」と、年の差を忘れ、同年代や提携先のパートナーに話すような調子で、メールや経験シェアをしてしまったのを覚えています。
あれから1年と2ヶ月が経ちますが、何より素晴らしいのは吸収力と行動力かなと感じています。 シェアした経験から、琴線に触れたものを選び取り、臆せず実行するのが素晴らしいと思います。

40歳以上年の離れた経営者にアポ取ってみたり、県知事にお手紙出したり、大学生とチーム作りしたり・・・と、多くの葛藤はあれど、周囲の方々から言われたことを吸収してすぐに実行するのは、ゆらさんの特に強い点です。 これからのご発展をお祈り申し上げます!!!


 チームゆら Instagramでは、メンバーの自己紹介企画を実施中!

メンバーに加わり、結桜さんのサポートをしている大学生のみなさんがコメントを寄せています。ぜひフォローしてくださいね!


オブザーバー的な大人(?)のコメント

20代最後の年、こんなに有意義なプロジェクトに関われて最高です。
結桜さんたちの挑戦を応援する輪を、地域にもっと広げていきたいと思います。これからもチームゆらの活動を…… \要チェックや/

【スラムダンクより相田彦一】
Takt|一般社団法人草薙カルテッド 小林さん

チームゆら結成に際しては、迅速に動いていただいたTaktのご関係者のみなさまにこの場を借りて御礼を申し上げます。これからは関係者も増え、誰も経験のない活動に挑むことになりますが、結桜さんの熱量さえみんなが共有できれば、なんか大丈夫な気しかしていません。笑
小林さんと私は基本的に見守る係に過ぎませんが、時にはクルーNo.1として全力でコミットさせていただく所存です。

イシダテック こやま


おまけ

微笑ましい…
これからも応援よろしくお願いします!
そして結桜さん、進学おめでとうございます!

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