わざわざ遠くでテレワーク、はじめてみた。
イシダテック 総務部のこやまです。
突然ですが……、
みなさんはテレワーク、してますか?
「イシダテックは(特に製造部以外の部署でも)テレワークしないんだね」と言われることもありますが、かつてこのようにご紹介しました。
なので私も普段は通称「森の鍛冶屋」に出社。
「総務棟」と呼ばれる建物内で勤務しています。
ですが、金曜日はいません
7月に入ってから毎週金曜日はその「総務棟」から飛び出し……、
静岡市・草薙駅前のコラボレーションスペースTaktから勤務をしています。
イシダテックが賛助団体になりました
2022年6月から賛助団体という形でサポートをさせていただいており…。
ちなみにコワーキングスペースに見えますがそうではありません。
Taktはコラボレーションスペースです。
何が違うの?とも思うかもしれませんが、Taktの場合都市再生推進法人 * である草薙カルテッドが運営母体となっており 、行政・地域・企業・教育機関・その他団体など、垣根を超えた取り組みが続けられています。
文教地区である草薙で『人材を育て合える文化づくり』を掲げるその活動へ、賛助団体のひとつとしてサポートさせていただくことを決めました。
運営に関わる社会人に聞いてみた
運営は Con-Takt (コンタクト) と呼ばれる学生団体が行っていますが、草薙カルテッドに所属する社会人も一体となって運営を支えています。
ここまでの私の説明は表面的なもの。
当事者の言葉でお届けしたいので、登場してもらうことにしました!
2人が棚卸しもかねて、想いを教えてくれた
「草薙が好き」でやっているというよりかは「この地域でいろいろやりたいと思っている人の想いを叶えたい」という方が強いんですよね。
学生時代、わがままを地域の皆さんが叶えてくれた想い出があります。
もちろんいろいろ怒られもしましたが、ある意味そういう本気で言ってくれる人に出会えるのってすごい稀だと思うんですよね。
そんな草薙の皆さんに恩返ししたいと思っていたので、代表の山本さんから「一緒にやらない?」とご連絡をいただいた時は運命かと思いました。
20代、無茶してもいいかという思いで給与や休みも聞かずに「やります!」とお答えしました。
Taktってどんな場所、を改めて二人の言葉で教えてもらう
Taktは立場関係なく応援し合える場所を目指しています。
行政や企業、地域の住民、学生などいろんな立場の人が利用しますが…。
立場が違うからこそそれぞれの言葉で対話をしてしまう。
だからうまく伝わらないことって多いんですよね。
そこで僕たちが間に入らせていただくことでお互いの目線を合わせることができます。
そのベースがあって初めてよい連携が生まれていく。
そういった連携を通じ、学生も社会人も立場を超えて、お互いに知っていることを教え合っている場所こそTaktだな、と最近は感じています。
学生さんへの想いと、得てほしいもの
学生の時、地域の皆さんや周りの社会人が成長させてくれた。
そんな出会いを今の学生たちにもしてほしいなと思っています。
逆に社会人となって感じるのは、学生から教えてもらうことってとても多いんですよね。
プログラミングや、デザイン的なスキルもそうですが、最後までやりきる、素直に受け入れる姿勢まで。教えてもらってばかりです。
そして学生も、ちょこっとでも良いのでTaktでの活動を通じて自信がついてくれるといい。
1年間学生と話したり一緒に活動をする中で、「この子ってこんな能力あったの!?」と驚かされることがたくさんありました。
Taktは様々な立場の方がいて、1、2年生のうちから挑戦機会が得られます。
その機会に1歩踏み出した先で「自分も結構できることあるんだ」という少しの自信と、お互いの活動を尊重し合える仲間をTaktで得てほしいです。
企業にはどうしてほしい?
「こんなことに困っています」と発信いただけるととてもありがたいなと思っています。
いくら「対等な立場で」といっても学生からすると社会人と話すのは緊張するもの。関わりしろを作っていただけると嬉しいです。
ただ「学生を使って…」とか「学生を活用して…」みたいな発言があったりするとちょっと残念だなと思うことがあったりします。
一方で学生からも「あまり行きたい企業ないんですよね」という話があったりすると、こんなに面白い人や企業が静岡にたくさんいるのに!?と思うこともあります。
最終的にどうありたいか
その人なりの関わり方ができる状態を作っていきたいと思っています。
最近、草薙カルテッドが管理している芝生スペースを近くの自治会長が「俺がやってやるよ」とボランティアで整備をしてくれています。
卒業して1年目の学生が、草薙地域を盛り上げたいということで、若者が主催するマルシェをやってくれたこともありました。
学生も社会人も地域のおじいちゃんも関係なく、少しずつ自分のできることから関わっていけると素敵な街になっていくと思います。
そして、365日のうち1日でも1時間でもいいんです。
そんな皆さんと飲みながら「あれは大変だったな」と笑いながら話せたら最高ですよね。
イシダテックはここで何ができそうか
弊社の進めてきた広報/PR活動は、ほとんどがオンライン上のもの。
特にオフライン環境ではスポット的施策に留まっていた部分もありました。
そこを少しでも埋められたらいいなと企業目線では考えています。
先日はKOKULABO(静岡県立大学国保ゼミ)の調査にもご協力させていただきました。
言語化が想像以上に難しく…
しかしこうして話すことで私自身も新たな気付きをもらう…、
というよりも私の方が勉強させていただいてしまっています。
また「生の声」を広報/PR活動内に取り入れたい、と悩んでいました。
私はnote記事の内容を考える、文章に起こす、という作業をするときは読まれるであろう方を想像し、読んだらどう思うかなあとひたすら妄想します。
そのメインのお相手のひとりとなる可能性もある歳の離れた学生さんのこと、総務棟の机上だけで考えていてもはっきり言ってわかりません。
そんなとき手助けをしてくれるのがTaktにいる学生さんかも。
直接対話するとき以外も、耳をダンボにして過ごさせてもらっています (笑)
これからやってみたいこと
毎週金曜日にお伺いするようになってはや1ヶ月。
現段階で「やってみたいなあ」とぼんやり考えていることを書いてみます。
プロジェクト、一緒にやりたい
通常の弊社の企業活動では難しくとも、山カメラのようなオープンなプロジェクトは学生さんと協働・共創したいとも思っています。
イシダテックの広報/PR活動をアウトプットの場に
正直特にデザイン面など一部のクオリティ向上には限界を感じています。
第三者の目線が入ることも必要だと思ってもいます。
コバさんの想いに同調しているので、少なくとも私は学生さんを純粋な労働力としては見ていませんが…
弊社は広報/PR活動を意外と戦略的にやっています。(多分…)
一員として活動する中で得られる学びは多いと思っていますし、
主に学術的なインプット→実務でのアウトプット→振り返り
というフローの中で「人材を育て合う」ことに協力できたらお互いにとって理想的かな、と現段階では考えています。
発信活動の一拠点に
改めて記事にする予定ですが、ここ1年間は「ひとりでも多くの方にイシダテックを知っていただく」目標の下活動してきました。
2年目に突入した活動は焼津市の本社だけでなく、Taktもその一拠点としたいと考えています。焼津×草薙×オンライン、時にはハイブリッドという形で様々な施策を打ち出していきたいですね!
おわりに
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