総務部のこやまです。
2022年、高専生2名・大学院生1名のインターンシップを受け入れました。
自社より募集をかけ、人が集まったインターンははじめてのことでした。
手探りながらも実施にあたっては3つの軸+αの参加ポイントを設け、
実習
専攻分野に応じる
(AI/機械設計の2分野に別れて実施)
山カメラ
学生さんの得意分野/学習内容に応じて参加ポイントを作成
成果物として目に見えるモノになり、プレゼンも実施できる好題材
協働ロボット
全員共通のプログラム
からあげ供給を短時間で実現する楽しいコンテンツ、のはずが…
+α
工場見学や会議体参加、プレゼンテーション実施
エンジニアに求められる様々な役割や視点を体感してもらう
といった内容で6日間・48hのインターンシップを実施したのが昨年のこと。
2023年、参加者が―。
私の懸念事項は、参加者がそもそもいるかいないかに他なりません。
noteはじめ、弊社の認知度向上や興味喚起には力を入れてきた一方で、その活動もまだはじめてわずか2年。正直言ってまだまだです。
…と思っていたのは杞憂に終わり、沼津高専から2名の参加が決定しました。
2022年12月には沼津高専向けのインターンシップ説明会に参加させていただいており、そのイベントをきっかけにご興味をお持ちいただけたようです。
2023年の実施内容
Day1~2 - AI・Pythonについて学び、検査プログラム開発・評価資料作成へ
初日AMより、中原さんが「AIの基本」を伝えます。概念を知った上で、Pythonの基本を学びつつ検査プログラムを開発していきます。
Day3~ クッキー撮像・検査・排斥の実装へ
ライン上を運搬されてくるクッキーのAI検査を実装するために、まずは撮像を行うための処理を組み込んでいきます。実装するのは表裏判定、焦げ検出の2種類です。装置も含めた制御をDay4までの2日間で行っていきます。
Day4までの成果物①
ロボット制御
今回のインターンでは同一ライン上で2名が実習を行うのが難しいハードの都合上、ロボット制御は模擬的な実習となりました。
Day4までの成果物②
当初作成したスケジュールについて
昨夏は技術部・機械設計課でも1名を受け入れしましたが、今回は参加者2名ともAI分野を希望、事業推進室での受入を実施することになりました。
最終的な実施内容まとめ
実は今回のインターンシップでは、最終的に約2日を検査プログラム開発に充当することになりました。検査プログラムやIPCでの装置制御はPythonで行っており、基本的なインプットから開始したことで想定より少し多く時間を割いて進めていきました。
そして最終日、Day5で実務に挑戦
かつてHPの実績ページでもご紹介をしたことがありますが、弊社ではAI実装に向けた検証作業を行うケースが多々存在します。お客さまから製造現場で処理・検査対象となるワークや、あるいはX線検査時に撮影されたデータを受領し、AIが実装可能か否かを検証していきます。
今回の検証材料はお客さまからお預かりした加工済食品。
機密保持の都合上、処理対象となるワークや作成した資料をお見せすることはできないものの、ひたすらに手を動かし続ける5日間となりました。
高専での残り約1年半の学びに向けて、この5日間で自分なりに感じたこと・学んだことが生かされていくとうれしいですね。
おわりに
▶HP