イシダテックには、”もっと早くこの会社を知れたらよかった” と考えている設計担当がいる。 [中途編]
総務部のこやまです。突然ですが……
イシダテックは社員数41名と決して大きな組織ではありません。
しかしながら、初期より実施してきたインタビューをはじめ、多数の取り組みのご報告やレポート等を通じて多くの社員が登場しています。
今日のインタビューは、平成世代へ。
それは例えば都市部にあるスタートアップとはまた異なるベクトルで、地方で操業する中小規模の企業として意外と特徴的では?と考えているのが独特な才能を発揮する平成世代の ”濃さ” です。
などなど、枚挙にいとまがありません。
そんな平成世代の中で最年長、つまり始まりの年である1989年/平成元年生まれであり、2023年6月に中途入社した技術部設計課・機械設計担当の山田さんにインタビューを敢行してきました。
プロフィール
技術部設計課所属 山田健太
これまでのことや、これからのこと。
まず愛知で働いていたのは、転職時に同業界の機械設計職で求人を探すと、静岡県内では求人があるのは大半が浜松市付近。それなら愛知県も隣県だし変わらないだろう、というノリで行ったら… えらい遠かったんですよね(笑)
離れて気づいた静岡の魅力、そして再び静岡へ
ただ、離れてはじめて静岡に住む魅力に気付くことができました。
気候の良さや田舎過ぎず都会過ぎずな環境面もそうですし、静岡に戻ってきてからの実感では見知った友人が多くいたり、10数年ぶりに会えた友人もいたりという点もあります。
そして静岡に戻った理由としてもうひとつ大きいのは、長男だから。
例えば家族に万が一何かがあったとき、隣県とはいえ片道3時間程度要する愛知県内からではすぐに駆け付けられないので、将来を見据えてUターンを決めました。
これまで:機械設計職としてのキャリア
高校卒業後入社した情報通信系の企業では、ATMなどの金融端末やPCの保守管理を行っていました。業務の中でATMを触っていたときに、機械そのものやその動きの面白さに興味を持ったのが機械設計職に進んだきっかけです。
今もですが……、 特に最初は何もできずに苦労しました。
機械設計担当として入社した1社目の企業では、自動機・工作機械の設計組付けを担当しました。ここでは企業側の方針もあってドラフターを用いて製図・設計を行いながら理解を深めていきました。
あえてCADを使わなかった意図は原寸大で設計することにあったとも考えています。後に機械設計担当として入社した2社目の企業では大きな搬送物だとガスボンベ、小さな搬送物だと回路基板など、多様なマテハン装置の設計に携わってきました。
そんなこれまでの経験を活かせて、かつオーダーメイドの、多種多様な装置に関わることができるイシダテックへの入社を決めたのですが……。
もっと早くこの会社を知れたらよかった。
入ってから「いい会社だな」と感じることが多いんです。
スキル面でレベルの高い社員の方が多く、勉強しないといけないなと刺激を受けられるところが大きいです。
構想や設計を担当している中山さんや菊地さん、工場長の石川さんをはじめデザインレビューなどの場で自分が書いた構想図を様々な視点で見て指摘いただくことが勉強になりますし、「なるほどな…」と感じさせられる意見をよくいただいています。
そして、製造部と物理的に扉1枚の距離にあることも大きなポイントです。
そんなより良いものを作る環境があるのがイシダテックのいいところ。
また ”入社してみないとわからない” ことは想像以上に多いと感じますが、入社前にnoteで社内のことを知れるという点も強みですよね。
現在の業務内容と、業務遂行において大切にしていること
入社後は組図・部品図の作成や、中山さんから受けた指示に応じて構想図作成といった業務にあたっています。
どう考えるのでしょうね(笑)
お客さまがやりたいことに対して、どのように装置に落とし込めるか考えていくことになります。何を使えば実現できそうか、処理するワークを扱えそうかと探していくことから始まります。
まずは自分の頭の中からです。
頭の中に無ければ世の中にある装置のことも調べていきますが、中山さんのような方に聞くことで答えが得られるものもあります。
これから:取り組んでみたいこと
ロボットシステムインテグレーターのような存在を目指し、ロボットを組み込んだシステムや装置の設計・製作に取り組んでいきたいです。
自動化・省力化機械も根本は同じですが、世間では人手不足が大きな問題となる中で、解決策のひとつとしてなるように挑戦していきたいです。
そんな山田さんが業務の中で大切にしていること
一番最初は、自分の中に落とし込むこと。
見たり聞いたりした内容を自分自身の中で解釈・理解することなしには始まらないので、それが第一歩だと思っています。
そして二番目にその解釈に自他の間でズレがないかを確認します。
ここでの解釈にズレがあるままだと、設計するものはお客さまに求められていないものになってしまう。だからこそこの2点を大切にしています。
謎のメモ―。
予めいただいていた質問事項への回答を用意してきました!
最後に恒例の質問:イシダテックに合う人は?
メモに書いてきたのは一般的なものづくりが好きな人、という回答で。
特定の製品もあるにはありますが、多種多様な装置に触れられることは面白いな、と私も捉えている部分だからです。
その反面で業務は定型化されているものではないので、自分から聞ける・そして自分の意見が伝えられる、というのも大切だと感じています。
おわりに