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[実施レポート] わさびコンテナ (&イシダテック) 見学会

きっかけは突然に。

それは2/14の開所式が迫る、2/8の夕方の思いつきから始まった。

15:49 石田「そういえば、興味あると前から言ってくれている方が参加できるような見学会やってみたいですね」
15:51 中村さん「是非、機会を作ってください!」
16:01 石田「別グループでゲストも巻き込んでメッセンジャー送りました!」
16:18 日程、メインゲスト調整完了

たぶん、石田は「また飲みましょう!」と言われたら、向こう2ヶ月分ぐらいの日程候補を送りつけるタイプ。
突然の謎チャットに応じていただいた皆様、ありがとうございました。


血気盛んなスタートだったのですが、無事、開催できましたのでこの度レポートします。

イシダテックの工場そのものもご見学いただきたく、このようなタイトルになりました。




目的はサイバーとフィジカルの融合、そして「ワイガヤ」

真面目に書いていたけど多分面倒になって突如現れた「ワイガヤ」




当日のスケジュール


当日の流れはざっくりと導入→メイン→ディスカッションです。

15:30 開始・導入
15:35-16:00 NEXTAGE事業説明
16:00-16:30 R&Dセンター見学
16:30-17:00 ディスカッション

・・・実際はこのように進むはずもなく、ご参加の皆さんの熱い質門や、直前にご依頼させていただいだ「ファクハク」に関する話で盛り上がります。


特に盛り上がったらしい "ファクハク" の話題

今回ご来社いただいたうちのおひとりである 阪口さん が企画メンバーとして参画されている取り組み。

(弊社も含め) 通常、工場というのは非常に閉じられています。
そんな存在を地域に対してひらき、人・まちとのつながりを作っていくことが理念とされている活動です。

実際、noteを除けば弊社もそうです


オンラインではなかなか伝わらないその魅力を、体験や見学を通じて伝えることを目指しているのが 静岡ファクトリー博覧会 通称 "ファクハク" というわけです。

ものづくりへの興味のきっかけになるかも
1社での魅力発信にも限界があるので、素敵な取り組み
参加者数のべ2000人超を目標とされている


今回の見学会にもある、 "ファクハク" っぽさ


事業については、これまで #WASABI マガジン でお伝えしてきた通り。
何よりもサイバー空間 (主にnote上) での発信は、場所や時間を問わずにご覧いただけるように行ってきた一方で、フィジカル的な満足度との両立はまだ難易度が高いのが現状です。

余談ですが、(空間的な意味での) サイバーとフィジカルの融合は「noteをきっかけに、現地へ―。」的な文脈ならば実現可能性も十分高いとも言えそうですね。

NEXTAGEさん自身もnoteアカウントがあるので、そちらもお読みいただくとより深く知ることができるかもしれません。そして興味を持ったら訪れてくださいませ。


見学中の様子


弊社の工場見学も含め、「体験」という形式にはまだ検討の余地が。
しかしながら通常は見ることのできない弊社工場内や、わさびコンテナ内部をオフラインかつ少人数でじっくり見ていただくこと…。

さらに現状の取り組み、その先に見える可能性をお伝えすることも通じて「サイバーとフィジカルの融合を肌で感じていただく」という目的も達成されたと言ってよさそうです。

GOING UP TO THE NEXTAGE
弊社工場内も見学いただきました
弊社工場はタイミングで製作物が変わる
いらっしゃる度に異なる機械が見れますよ
製作中の様子も密かに観察しています
多様な工程を経て装置が出来上がっていきます…


ワイワイガヤガヤな議論も白熱していました。
スクランブルに開催が決定した会ながら、意義は大きかったようです。

中村社長自らモジュール内を案内
起業家特有の熱量が参加者にダイレクトに届く
個人的にはわさびの成長していく姿を
継続的に観察できたら面白いなあ、なんて…
そして最後に実食させて(こやま)
「現場感」は参加者のみなさまには伝わっていそう

弊社も「ものづくり」の魅力を伝えるという観点では、まだまだうまくいっていないことが多いですね…!




さいごに

参加者である阪口瀬理奈さんからのコメントをご紹介します。


イシダテックさんのSNSで、なにやらワサビプロジェクトが始まったらしい、いつか見学にお邪魔したときに工場横に置かれていたコンテナが関係してるらしい、ワサビだけどDXらしい、という情報はもちろん抑えていました。イシダテックファンとしても、静岡県内のDX事例としても気になっていたところ、ありがたいことに見学の機会をいただきました!

初めに中村社長がワサビについて話すまでは、「天城でわさび田みたし、伊豆や有東木の美味しいワサビを経験してる私は、ワサビリテラシー結構高めですが?」と思っていましたが、甘かった。

これが「わさび」本来の生育環境
コンテナを見た後では強いギャップを感じる(こやま)


そもそもワサビに品種がいくつもあったことすら知らず・・。
葉面サイズや色をリモートで画像解析、定期的な摘葉作業以外は、秘密の肥料入り溶液のかけ流し栽培するNEXTAGEさんのチャレンジは、聞いているだけでわくわくさせられるものでした。

自分の無知さに静かに恥ながら、いざワサビ工場へ。
外観が塗りなおされて綺麗になってるけど、やっぱり夕焼けの中のコンテナはエモい!

当時阪口さんがご覧になったのはこの状態(こやま撮影)

ところが扉があくと・・人工的な空間に綺麗な黄緑のワサビが並んでる!それだけで興奮。まだ育て始めで小さなワサビばかりでしたが、今後、促成栽培の条件を試しながら実用化に向けて進んでいるそうです。
「促成栽培には月のリズムが関与していて・・」と言われたときは動揺したのですが、ホントらしい。 

イシダテックさんのSNSを追ってるだけでも個性と魅力あふれる会社だとわかるのですが、その敷地内には凡人には想像だにできないおもしろい挑戦がたくさん進んでるようです。今回はワサビのお話しでしたが、それだけじゃないというのも恐ろしいところ。私ももっと引き出し増やして、チャレンジしていかなきゃな、と新年度に向けて心ひそかに誓ったのでした。

Foveonセンサーガチ勢の阪口さん
SNSを通じて、自分もその光景を見たような気分に浸れます
note / Twitter

阪口瀬理奈さんについて
(公財)静岡県産業振興財団 ふじのくにICT人材育成プロデューサー (一財)静岡経済研究所 特任研究員

静岡に移住され、幅広くご活躍されている阪口さんは、2023年3月にオープンしたイノベーション拠点、SHIP静岡 でもプロデューサー兼コーディネーターとしてご活躍されています。

note注目記事に度々現れる文才に加え、撮影技術も兼ね備えた憧れの人。
阪口さんにいただいたコメントだけで1本の記事ができそうでした。
いつもありがとうございます…!(こやま)

ちなみに文中の「促成栽培には月のリズムが関与していて・・」は起潮力同調栽培と呼称される豊田紡織さんの大変面白い技術です。
こちら がわかりやすいです。

阪口さんのnoteは必読です



▶HP

NEXTAGEさんの静岡R&Dセンターに関する内容や、弊社のAIを用いた魚類選別システム導入検証について、公式HP内にまとめました。

翌日はこやまが #SHIP静岡 に伺ってきました!

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