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石田社長から中学1年生への経験シェア。 #すごいぞ焼津

総務部のこやまです。
2023/02/21に公開したnoteでは、焼津中学校での講演、「すごいぞ焼津」を前日に控えた石田社長が思い悩む様子が発信されました。

石田社長と25歳差の中学生のみなさんは人口学的にも世代の分かれ目。
歴史を見る1つの単位とも言われ、もはや ”破壊力” さえ感じる数字とも。
しかし、それすらも乗り越えて学びを得てもらいたい―。
そう考え、前日に思考を整理・気づきを得て当日に臨むことになりました。

すごいぞ焼津の目的とは…
・焼津に在住、活躍されている方の取り組みについて知る
・今後の総合学習に向け、焼津を元気のある街にして世界に発信する方法を考える材料とする

以上の2点だそうです!


簡単に:前回のあらすじ


困ったら、ChatGPTに聞いてみる
生成AIと仲良しな石田社長は、まずChatGPTに相談してみます。
結果、4つのヒントを得ることができました。

  1. 投げかけ(コミュニケーション)

  2. 平易な言葉

  3. 何でも聞いていいよという雰囲気

  4. 絵や例

真摯に取り組むことは再前提ですが、どれだけいい話でも完璧な理論でも、伝わらなかったら意義はありません。実際にChatGPTが生成してくれた文章を参照すると、(言葉遣いはさておき)平易な言葉で表現されています。

何でも聞いていいよの表情(再掲)
その結果がすごいね!3連発と…
謎画像でした


気づき:身近にいた ”先生”


しかし「すごいぞ焼津」で対話をする中学1年生のみなさんと同い年である、
結桜さんの存在を思い出します。コミュニケーションが通常取れている理由を分解していくと…

  • そもそも年齢を気にしないこと

  • 上から教えてやろう、いいところを見せようとしない

話し手のスタンスとして大切であることに気づきを得て、当日を迎えることとなりました。

個人的には結桜さんからはむしろ
教わっていることの方が多い気がしますね(こやま)


当日の内容レポート


私からは当日の様子をお届けします。
登壇者は弊社含め4社、各20分の持ち時間での講演です。

当日は雨も降っており、会場の体育館内では寒さも感じましたが、生徒さん達は長時間でもメモを取り続けながら傾聴する姿勢が印象的でした。

すごい集中力でした!

その他登壇者さまについて
シーラック株式会社さま
良知樹園株式会社さま
株式会社コハマさま
業種は弊社含め異なりますし、このnoteでは詳細を残さないものの、私としても学ぶポイントがたくさんありました。


いきなりの「投げかけ」


実はこの会の冒頭には、担当の先生より「将来、焼津以外の場所に住みたい人が多い」という話がありました。そちらも踏まえて石田社長は早速生徒さんたちへ投げかけをします。

#選択肢のクセ


生徒さんは「?」となったに違いありませんが、そんな選択肢に絡めた自己紹介です。おそらく察していただいた方も一定数いらっしゃるかもしれませんが、これを読むと茨城・スイスが出てくる理由がわかりますね…。
そして "焼津ならでは" な朝活ももれなくご紹介します。

私の隣では校長先生が「茨城?スイス……?」となっていたので詳しく説明しておきました。


事業紹介


こちらについては詳細を明記しませんが、お取引先さまやお客さまに対して行う説明と同様のものを、「言葉選びに留意しながら」お伝えします。
社長による弊社のご紹介は私も聞くシーンが多いものの、通常パターンよりも平易な言葉で説明を行っていたのが印象的でした。

また、石田社長のスタイルはスタンディングです。
身振り手振りも用いながら、集団の中ひとりひとりに語り掛けているような印象さえも持ちました。

どちらがいい!では一切ないですが、
石田社長だけがスタンディングでした


経験シェア


今回のトピックは下記の4点です。

  1. 仕事をする上でいつも考えていること

  2. 焼津を世界や日本全体に発信する方法

  3. 今後の展望や夢

  4. メッセージ

ふと振り返ると、こういった講演において社長が設定するタイトルは「経験シェア」的なタイトル・伝え方が多い印象です。私の推測ですが、あくまでひとりの経験・ひとつの意見に過ぎないという前提があるのでしょうか…?


仕事をする上でいつも考えていること
私は、赤い箱になりたい


これは、私も初めて聞いた表現でしたが……
石田社長は仕事をする中で「赤い箱」の位置を目指しており、得意なこと・好きなことのXY軸に加えて、世の中で必要とされていることを奥行きとして捉えている脳内を下記のように図解しました。

得意なこと・好きなことは何か?という生徒さんとのコミュニケーションの中では、「テレビを見ること」という答えもありましたが、どんなジャンルのものであれ、奥行き=世の中で必要とされていることがどうか?という軸が深められていくことが大切だということですね。

スケールはまたその後の話


焼津を世界や日本全体に発信する方法

結桜さんの例からご紹介


ここは圧倒的に上手い結桜さんの例を用いて経験シェアが進んでいきます。
初めてお会いした当時は小学5年生で、現在は聞き手の生徒さんと同じ中学1年生ながら、その取り組みは広範囲で認知されています。

「すごいぞ焼津」登壇2日前には進捗の報告を受けました。
チームゆらに所属する大学生・社会人の計12名を、加えて多くの地元企業も巻き込みつつ取り組みを進捗させている実例としてご紹介しました。

取り組みの内容も方法も日々進化している


質×量×テコ


結桜さんがなぜそれだけ周囲を巻き込めているか?という話から、焼津を日本全体・そして世界へ発信する方法を深めていきます。

そこでご紹介したのが、質 × 量 × テコ です。
「質」の面では3つの軸がありますが、おもしろいものを量的に極めていくこと。そして「テコ」によって小さな力さえも(時には他者の力も借りて)増幅させることが重要であることをご紹介しました。

とにかくやる 実際にやる たくさんやる

結桜さんに当てはめてみると…
質:自分にしかできない=小学生が×静岡食材で×宇宙日本食
量:圧倒的な開発数×大人以上の周辺知識量×フルコミット感
テコ:多様なメディア経由で効果的に、全国へ発信


石田社長の展望

人間の能力を拡げていきたい。


石田社長の語る展望は「人間の機能拡張」についてです。
かつてのイシダテックの製品を例にとって、このように説明しました。

過去の製品は人間の手を増やすようなイメージのものだった。
AI・ロボットのように様々な新技術が出てきていますが、それによって人間の能力を拡げたい、拡張したい。

そういえば石田鉄工所のチラシには千手観音デザインもあった


そして、焼津から世界を驚かそう。


そんな技術も通じて、焼津から世界を驚かせていくこと。
可能であるならば、今日聞いているみなさんも一緒に。

それが石田社長の展望です。


さいごに:メッセージ

アフリカの古いことわざで―。



みんなで進めば知識や経験もシェアして遠くまで行くことができます。
しかし判断に猶予がない時は、例えば集団の中で最も偉い長老の意見を聞かずに迅速に行動せねばならないときも。場所や時代も異なれど、大切な考え方であることを最後にシェアしました。

受け取り方によって解釈にも差が生まれるかもしれません。
それでも聞き手のみなさんひとりひとりにとって学びがある「経験シェア」でしたら幸いです。


おわりに


とても平易に・例えも用いて・対話型で行われた講演でした。
今回の「すごいぞ焼津」を聞いた生徒さんたちは、最終的に商店街の活性化に向けた提言(予定)を行いながら学びを深めていくようです。
その過程で焼津の魅力を発見したり、再発見したりしながら、ずっと住み続けたい場所だと思ってくれるようになったらうれしいですね。

他の地域に住んでみることで気づけることもきっとあるかもしれません。
それでも自分たちが現在住んでいる焼津が住み続けたい場所と思ってもらえるように我々大人世代も頑張らねば、と感じさせられました(こやま)

焼津から世界を驚かせ、一緒に遠くまで行ってくれる方へ

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