Google Search Consoleを参照して、想像を膨らませてみた。
総務部のこやまです。突然ですが…
活用されている方も多いであろう、Google Search Console。
Google Analyticsだけではどのようなキーワードで「イシダテック」に到達したかは分析できないので、ページに辿り着く前を知るにあたっては重要なツールであることを認識はしています。認識は…
しかし、イシダテックドメインへのアクセス権限は未所有だったので、権限付与を依頼していました。
そもそも:Search Consoleとは
今回は検索パフォーマンスをメインに参照していますが、URL検査やサイトマップ、モバイルユーザビリティやリンク機能等、Google Analyticsと合わせてWebサイトの活用・改善に幅広く活用できるツールのひとつです。
チェックしてみた
発信活動をはじめて2年とちょっと。
現在の検索パフォーマンスはどのようになっているのか―。
やや緊張しながら開いた「検索結果のパフォーマンス」でしたが、上位10位までの検索ワードはパワーワードも目立ちます。気になるものを拾います。
気になるワード:パストライザー
上位10傑の中で唯一イシダテックの本業に関する唯一のワードがこれ。
一体どういうものかと言うと…
常温および加温充填されたビン、缶詰等を連続的に一定温度まで昇温させ殺菌、次に冷却します。と弊社HPにはシンプルに記載されています。
装置について長々と説明しようか悩みましたが、下記のnoteがわかりやすいのでご覧になってみてください。例として挙げられているビールの製造工程では、昨今販売されるビールの大半が "生ビール" であることから装置の出番こそ減少しているかもしれません。しかしコンスタントに、多数検索されているキーワードのようです。
余談:イシダテックです。
予測変換や検索候補によって "石田テック" に導かれているとしたら悲しいものですが、弊社は "イシダテック" です。覚えて帰ってください!
リンク機能、チェックしてみた
外部リンクの総数が8,428あり、うち96%が https://note.ishida-tec.co.jp/ をターゲットページにしています。これは推測するにnoteの各記事最下部の "こちらもおすすめ" に紐づいていると考えられるものでした。
その他のリンクも調査はしましたが、BtoB向けサイト等に(勝手に?)掲載されているものが大多数な印象です。コントロールはやや困難ですが、定期的に観測するようにしておきたいところです。
デバイス から見るユーザー層
URL表示回数をデバイスごとに参照すると、PCの割合がモバイルの2倍。
お客さま等が職場から見てくださるケースが多いのでしょうか。
Google Analyticsのアクセス時間帯・ユーザー年齢等と合わせて参照することで解像度が上がりそうなので、今後の宿題にしてみます。
Search Consoleから得られた示唆
実績ページはパワーアップを目指すべき
気になるワードとしてパストライザーを紹介したように、装置の機能的呼称からイシダテックのWebページに到達、認知していただくケースが一定数存在していると考えられそうです。
Webサイトは2022年12月にリニューアルを行いましたが、各実績のページに有益な情報が充実しているとは言い難くもあります。
それとは真逆に、具体的な製品がない背景こそありますが、社名による指名検索が大半なのも弊社の特徴と捉えました。かなり極端に書いていますが、下記のようなジャーニーを描くこともできるかもしれないですし、サイクルが回れば発信活動全体の意義も深められそうです。
既存の情報については、新造機会なしにはメディア情報のアップデートこそ難しいものの、稼働中の様子を撮影させていただくような交渉がお客さまに対して可能であれば実施、テキストで表現できる部分はリライトを進める、といったできる対策から実行すべきとも言えそうです。
そこで今後に目を向けて
これからの実績ページのあり方を検討してみると…
新規制作ページは高品質な画像・動画を必須に
お客さまの声や弊社の設計・製造担当の声も交えストーリー性あるものに
概要・特色欄(どんな機械か?イシダテックなりの強みは?)の記載強化
といったこれまでにない観点を交えつつ、noteとも連動しながら公開していくことは平均CTRや掲載順位の指標向上に寄与できる…かもしれません。
加えて現状は「詳しくはとりあえずお問い合わせください」感が強いので、初期検討の材料にできるであろう粒度までの情報は揃えたいところです。
note、強すぎる説とニッチなワード需要から見るインサイト
毎週発信の中では投稿内容は相当に捻り出さざるを得ないこともあり、検索ワードの多くはnoteでの発信に起因するキーワードでもありました。文章量的にも毎週3,000~4,000文字がWeb上に増えていくわけで、それだけ窓口的な役割としては貢献することができると捉えられます。
そんなnoteにおいて発信したトピックのうち、中でもニッチなもの…
例えば「ラジオ体操×スピーカー」的な検索も上位に登場していました。
これがいいか悪いかはさておき、認知してもらえるチャンスが増えた、コンテンツ検討に役立ちそう… ではありますが、さらに想像を膨らめてみます。
そこから得られる謎のインサイトというか表出化しているもの
ラジオ体操についてお困りの方が相応にいらっしゃることはわかりました。
本業ではない例でこそあるものの、ジョブ理論で言う「片づけるべき用事」がそのまま検索ワードに表出しており、もしやビジネスチャンスでは…?
この気づきは実績ページの件にも生かせそうな予感!
ちょっと話は脱線しましたが、どんな装置を探している方がいるのか?その理由は何か?と検索ワードをヒントに分解していくことができればデータに価値が出そうですし、SEOのコンテンツ評価的観点やE-E-A-Tといった視点から有益なものにしていくことができそうです。
おまけ:今後の改善のために妄想でカスタマージャーニーマップ(らしきものの一部)作ってみた
前提的にお伝えしておくと、下記事項もあってやや極端で危険な資料で、Search Consoleのクエリ等を参照したのちに想像を膨らませて起こしたたたたき台レベルのものです。ひとつくらい今後の改善に生かせないだろうか…
おわりに