【前編】DX、進めてみた。
イシダテック 総務部の小山です。突然ですが……、
今回から3部に分けて、イシダテックの「DX施策」を振り返ります。
内容はかなりボリューミーなため、3本立てを予定しています。
前編 ‐ これまでしてきたことや「身近系」の取り組み事例
中編 ‐ 勤怠管理や案件管理のDX事例
後編 ‐ 技術面のDX事例や未来予想図
という、壮大なトリロジーです。
関連するエピソードはTwitterも連動させ(おもしろおかしく?)ご紹介をしたいと思っています。
これまで、と背景
まず、おそらくここで私の言う「DX」の定義は、
”デジタル・ビジネス・トランスフォーメーション”
が最も近いと思います。
確かにDXを推進すると、いいことたくさんありそう。
ではなぜこれまで積極的には取り組んでいなかったかというと、
できる人(知識を持った人・気づく人)がいなかった/少なかった
これまでこうやってきたし、これからも
伝統だから
食わず嫌い
などなど様々な阻害要因、コンフリクトがあったことも事実です。
ですが、コロナ禍によるリモートワーク促進、業務プロセス変化をはじめ外部環境やエコシステム内の変化が著しいのも目を背けられない事実です。
社内に目を向けても、働き方の多様化や、効率性・生産性の観点から見直しを迫られることも多々あります。
そんな背景から「DX施策」を強力に推進しています。
これまで変えてきたことや、これから変えていきたいこと、という観点や、
活動の棚卸しや言語化も兼ね、当記事を公開します。
台風の目は、ある会議体
部門横断型の会議体、通称「社内ツール検討会議」
社長以下年齢も若めなメンバーが中心となり、デジタルツールを用いて業務プロセスや、「面倒くさいこと」の改善を行っています。
社内ツール検討会議、構成メンバー
▼石田尚
言わずもがな、社長。
▼渡邊舜太郎
「Twitterがバズっちゃって ――。」
▼中田英輔
「無駄ですね ――。」
▼小山和希
いつも読んでいただいて、ありがとうございます!
そんな4人がこれまで進めてきたこと
ざっくり分類すると、6種類。
身近系(業務内外の身の回りのこと)
グループウェア系(チームウェアの導入他)
勤怠系(勤怠システム導入・運用)
案件管理系(PJ管理システムの導入他)
インフラ系(ハード・設備)
技術系(3DCAD)
最上部に記載している身近な、小さなDXから、
基幹に近いシステムにもここ数年で手を入れています。
全てを記述するとものすごい分量になってしまうため、
「前編」とした今回は、身近系の取り組みをご紹介したいと思います。
身近系で進めてきたこと
ー 業務に関連するものも、そうではないものも
意外とシンプルかつ効果も高かった事例をご紹介します。
― 事例① 研修・展示会参加時の報告フォーマットがバラバラ事件
ですが、誰が悪いのでもなく、根本的な原因は土台がなかったことです。
― 土台作りで活用したのは、Google Form & Form Publisher
作成から提出・共有までを電子化・ワンストップ化。
こうして端末にも依存せず、アクセス簡単なフォームが完成しました。
書式も統一され、必須入力箇所も設けられ。もう逃げられません。
こうして質や内容を担保しながら、例えば帰りの新幹線の中でスマホで入力!なんてことも可能に。共有漏れもありません。
ー 悩んでいた出張の手配にも応用できた。
申請を紙で書いて、手配を行う担当者に手渡し。
それが過去のプロセスでした。
しかし記入漏れが起きやすく、追加聴取が発生。そして記録もされない。
「あれ?渡邊さんがいない。どこか行ってるんだっけ?」
みたいなことも起きていました。
延泊のような事態が起きたケースでも把握が困難になってしまいますし、
弊社にはリモートワークの社員もいます。
でももう大丈夫です。インターネット環境と最低限スマホがあれば。
使う側としても Google Formという同一のUIだから、やりやすい。
ー 事例② 昼食の注文にもDXを
以前は1枚の紙に30人近い社員が書き込みを行っていましたが……。
やはりいくつかの問題点がありました。
ー スプレッドシート化で簡単、解決。
なおこれらは後に導入したGoogle Workspaceのサイト機能により、
URLに辿り着きやすいように整備をしています。
新入社員にも「ポータルサイトから開いて」の説明で簡潔に完結します。
― 事例③ ハード整備
自席で使用するパソコン本体の更新やデュアルモニター化、各会議室では遠方のお客様とのWeb会議で活用できるデバイス類等の配備を並行して進めました。
一般には「福利厚生・デュアルモニター」と明記される場合もありますが、
総務部の私視点では書くまでもなく当然配備するもの、くらいの感覚です。
導入ツールをフル活用してもらうためにはなくてはならないものですし、UXという観点でより快適に利用してもらうには不可欠な要素です。
― イシダテックは社員の年齢層も幅広い。だからこそ。
幅広い前提を持つ方を一つのルールでまとめるのは難しいことです。
しかし抵抗のある方ほど、ハード面を快適に整えていくことで、
「いままで面倒だったことが解消された!」
「毛嫌いしていたけど、試しに使ってみたら案外便利じゃん!」
そんな実体験につなげていけたら、より活用度も上がってくるのでは?
と考えています。
それでもなお導入したツールを使えない人、使わない人がいたとしても、
少数派として置き去りにするつもりはありません。
より簡単に使える方法を考えたり、使ってもらえるようにサポートしたり。
「社内ツール検討会議」を中心に、工夫することや考えることを続けていきたいです。
やってて思う、ゴールはないこと
そして冒頭でも記入しましたが…
中編・後編にかけてご紹介する事例が大規模になっていきます。
より濃密な「DXのリアル」が伝わるよう、わかりやすく、最大限公開できる範囲まで踏み込んでお届けします。また読んでくださいね!
▶2022/02/23更新の【中編】はこちら
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