【概要編】「それ・・・DXじゃない?」- 弊社のDX戦略についてご紹介します。
こんにちは、石田です。こやまが有名人になってしまいまして、今週水曜日はそちらの準備で忙しいのと、この発信はどうしても社長からということで、私が書くことになりました。
「DXの戦略をご紹介する」・・・?
どうして…
DXの戦略をご紹介し始めちゃっているの?
イシダテックでは、ふとしたきっかけから経済産業省の「DX認定制度」に申請しています。私の理解では「『まともにDXを進めようとしていることを、言語化して推進する仕組みを作っている』ことを認定してもらう制度である」ぐらいに思っています。
事務局のIPA様からは、主に内容が不足していたり、より解像度の高い記述が必要だったりする内容は、「指摘事項」としてフィードバックをいただき、これを修正することが求められます。
これが理由です。
ITツールを活用していこうと思ったリアル
どうして…
IT化に力を入れ始めたのか。
こちらの記事に取り上げていただいたとおり、私、石田のバックグランドはITと隣合わせでした。
そのため、戦略とITは切っても切り離せないものであることは頭では理解していましたし、何より業務がITによって効率化・効果的になることは、コンサルティング先のお客様の変化で、まざまざと思い知らされていました。
そして、それは2020/2/21(金)、元上司であり大学の大先輩である方と静岡でお食事(飲み)に行ったときのお話です。
自社のIT化を推進しようとしたのは、翌週からでした。
何も崇高な理由はありません。ただただ良さを知りつつ、何もしてなかった自分が悔しかったからです。
これが理由です。
DXとは呼べないものだと思っていた。
さて別の記事で「DX進めてみた」という記事があります。(3部構成なのでぜひ!)
ところが、これら1つ1つのプロジェクトや活動を行っている際には、まったくこれが「DXと呼べない」と思っていました。
DXとは何か高尚なもので、何かが大転換するものであると。そのため、この記事に出てくる会議体は、いまだに「社内ツール運用検討」会です。
それは立派にDXじゃないの・・・?
「IT化」「デジタル化」「タイムカードの滅殺」どれもいまいちDXの認識はなく、ある程度の施策が実行終えた段階で、偶然、株式会社エル・ティー・エス様のOBインタビューを受ける機会がありました。その際、同席いただいたのが、山本政樹さんでした。
インタビューの傍ら、6-7年ぶりの再会になので(一時、石田の上司でもありました)雑談にも花が咲きます。
石田「グループウェアやプロジェクト管理システムで基礎力上げたり・・・」
石田「AIを既存のサービスラインに組み合わせたりしています」
石田「お客様にデータ協力してもらって新しいものを開発しようとしていたりも・・・」
石田「でも正直なところ、紙の電子化、仕組みの電子化、デジタル寄りの機能追加・・・ぐらいのイメージです。」
わたしたちは・・・DXを・・・やっているのか・・・?
DX認定を取れば「DXしてます!」と言えるはず。
全く自信がないものの、ここまでくると第三者的に「DXしてるよね」という認定を頂きたくなってきました。最終的に背中を押されたのがこの記事。
この記事を見つけた瞬間、いち早く「社内ツール運用検討」のチャットへ。
共感できる部分がとにかく多い良記事!
中小企業のわたしたちでもできるんや・・・!!
という自信をいただきました。石田の「泣けてきた」キャプチャに至っては感動しすぎてマーカーラインが定まらないレベル!!
2021年12月17日 13:12 私たちは背中を押され、23分後にその自信がなくなるわけです。
ですが、このとき私たちは知っていました。2022年4月1日、強力なメンバーがイシダテックに入社することを。※後日紹介しますね。
「会議を欠席した人間をTODOの担当者にする」よりも強力な禁術、「入社していない社員 にめんどうな申請を押し付ける を「担当者」にセットするパワープレーで、TODOチケットだけは爆誕しました。
そんなことでDX申請は決まりました。
改めてDXってなんですか?
わかりません。なので、調べてまとめておきました。ほぼそのまま引用するほど参考にしたサイトはこちらです。
わたしが勝手に理解した雑な定義は、
「デジタル技術によって会社や仕事の何かを変えることであり、会社やお客様が強くなることにつながる行為」
です。
そして、DXには紙のデータ化からサプライチェーン全体のシステム化までと言ったように、「デジタイゼーション」「デジタライゼーション」「デジタルトランスフォーメーション」の3つのレベルが。
経済産業省によると、これら3つのすべてのレベルをDXとして扱うようです。
イシダテックのDX戦略(と、進捗)
どうやら、ウチの取り組みもちゃんと言語化して整理すれば立派なDXと呼べそうなことがわかってきたので、ここで整理してみると次のようになります。
注意点なのですが通常は、
といった流れが自然かと思いますが、イシダテックの場合ですと
の順番となります。
これは、イシダテックのDX的プロジェクトの始まりが、既存のハードウェア(食品製造機械)に付加する追加拡張機能(拡充)、といった意味合いが強いためです。
そのため、まずはある食品の処理が必要なハードウェアに、オープンライブラリでクイックにAI画像処理積んで、テストしましょう!という流れで実証試験を絡めてプロジェクトが発足するため、ソリューション展開が先になります。
またお客様にソリューション提供時にプロジェクト単位で溜まったナレッジを、自社内の設計や製造情報に活かしたり、業務プロセスの淀みをなくすことに使用したりします。
ほどなくして、お客様先で稼働中の装置がひたすら集め続けているデータ、と運用時の定性フィードバック(多くは「上手くいかないんだけど!」といった不具合のご連絡なんですが・・・)から、「ソフトウェアにこんな機能があったら良いんじゃない?!」といってサービス開発に持っていきます。
このあたりは、お客様にもご協力いただく継続的なデータ活用として、こちらの報告論文にも掲載しています。
今回の進捗は、参照点の提示、ということで具体例に記述した内容にとどめておきます。
今後は、これに定めたKPIとのGAPを見つつ、進捗を共有していくよ、という流れになります。
お読みいただき、ありがとうございました!!