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[インターンシップ説明会補足資料]イシダテックの事業と、参加することで得られそうなもの。

この記事は、沼津高専インターンシップ説明会・補足資料です。
しかしながら、一般の方にもお読みいただける内容です。
「結局イシダテックって何屋さん?」とお思いの方にはぜひお読みいただけますとうれしいです🥲

インターンシップ説明会に参加してきました!


当日はありがとうございました!





弊社の資料について


会社資料のご要望をいただきました。
かつてはパンフレットも多数制作していた弊社ですが、現在は制作しておりません。情報は常時アップデートされるからです。

そこで、Google Sitesに今回私が携えていった資料や、写真や動画で昨夏のインターンシップの様子を参照できる簡易サイトを作成しました。
当記事ではその内容を難しくない程度に補足します。

最近の口癖は「noteに書いてあります」(こやま)




前提:事業紹介


弊社の事業についてはこちらで補足します。
(実績等はなかなか表面的にしにくく、noteにおいても様々な記事において事業に関して遠回しに書いてあるケースが大半なので…)

簡単に知りたいなら ↓ こちらの記事でも十分です


まず、秘密兵器とは


食品・医薬品製造現場へ、お客さまの成長に貢献する『秘密兵器』をお届けする企業です。1948年の個人創業以来、焼津で操業を続けています。

具体的にはプロセスイノベーション実現のための製造機械=秘密兵器。
オーダーメイドで企画・開発・設計・製作するのは、弊社の特異であり特異な点です。




実績の詳細はHPで


弊社の場合、公開可能な取り組みはHPで実績として紹介しています。
食品製造では原料処理~保管・管理まで、各工程に分けて参照できます。

繰り返しになりますが、お客さまの「悩み」から弊社が動き出す以上、具体的にこんな製品を作っています!という書き方がなかなかできません。
またお客さまとしても生産上で独特な手法を取っていたり、それによって競争優位性も確保されていたり、といったケースもあることから、機密保持上公開できないものも多数存在します。

時代背景によって市場に求められる食品も異なりますし、技術も進歩すればお客さまが「こんな機械がほしい、こんなことができたらいい」と想像する内容も変化します。そういった抽象的な課題にも応え続けるのが弊社です。




大事にする、独創性とは


イシダテックは独創性を大切にしている企業です。
なぜなら、お客さまが悩んでいることを解決するためには、既存の手法だけでは困難なこともあるから。多品種・少量生産ゆえに多岐に及ぶ知識やノウハウを下地に、しかし捉われることなく自由に発想することが求められます。

だからこそ独創性を生かし、他の会社には模倣できない機械を作る挑戦を続けています。

▶高専で学ばれた生徒さんに、これを実現してもらえたら…
インターンを飛び越えますが、弊社で勤続50年を迎えた社員の言葉です。

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でも考え抜いて、工夫した製品で他社と競争していきたいんですよね。
その過程でまた技術が育って、引き出しとして蓄積されて、また別のアイデアを生んでいくわけですから。

工夫がなく、他の企業と同じようなオリジナリティのない製品を作ることは、イシダテックらしさではないのだと私は思っています。
だから若手設計者達には、他の会社には模倣できない機械を作る挑戦をしていってほしいですね。

[新卒編]イシダテックは、入社50年のレジェンドがいるらしい。(後編)より




イシダテックの作る『モノ』


納入する各地で環境(気候や使用するお客様の人種まで)は様々です。
頑強さ、使い勝手や機械的正確性によって国境を越えて活躍しています。

過去の実績も含め、世界地図にしたもの

具体例の一つとして、"アラスカだより" をご紹介しています。
これだけ遠隔地でも『秘密兵器』が求められれば、苦労しながらでもお届けします。お客さまのために。

製品自体は約70%が食品関連、約30%は医薬品関連
※2020年度の実績です




イシダテックで働く『ヒト』


次に、視点を働く社員に移していきます。
『秘密兵器』は多種多様。実現には幅広い知識、独創性も求められる。
だからこそ、それを支える『ヒト』は最重要であるとも言えます。

数々の製品の生みの親となり、社内の工場で具現化、そして現地で稼働するまで見届けることができるのはやりがいと語る社員が大半。
それは困難な壁が多数存在しているからこそ、なのかもしれません。

古いベンチャー企業みたいな感じ
ヴィーナスはもはや看板社員

組織自体は2022年12月現在、41名なので想像以上にコンパクトかも。
それでも年齢層は20歳~70歳と幅広く、過去の経験や学習分野も様々。
多様な属性を持つ社員達が揃っています。

おすすめの社員インタビューをピックアップしておきます!
働く社員の言葉から、業務へのイメージを膨らませてみてください。

①:イシダテックは高専生がたくさん働いているらしい。 [新卒編]
津山高専OBである中原さんは、教師なしAIの開発主担当。
そして株式会社明治の複数拠点に実装を行った猛者。
高専生時代にはNHKロボコン杯大賞を受賞。
高専生のキャリア検討にあたって参考になる記事です。

②:イシダテックは高専生の専門性が活かせるらしい。[中途編]
菊地さんはみなさんにとって先輩にあたる沼津高専OB。
機械設計の道で実に30年。自動機械の設計は機械設計職の中でも「究極のもの」と考えており、幅広い経験を活かして活躍しています。




イシダテックの『社長』


社長に関しては、とにかく記事を読んでもらうことがベターです。
どんな考え方なのか、どんな人なのか… noteを読めばわかります。




本題:インターンシップについて


では弊社のインターンシップで何ができ、何が得られるのかという話です。
これについては、昨年弊社で1週間を過ごした高専の学生さんの言葉もお借りしながら具体化します。


6日間で取り組んだ内容と弊社側の意図も合わせてクリアにしておきます。


0.CADの操作実習

得られるもの:これ自体より、実務への参画の下地。

CADの操作は使用ソフトに応じても相違点があります。
「実務に携わらせてほしい」というのが主に学生さん・学校側のスタンスと思われますが、これができないことには関与が難しい。
そこで「山カメラプロジェクト」での必要部品の設計を行っていただく。
何より弊社インターンの基本は、座学ではなくとにかく手を動かすこと。

1.実案件の部品図作成

得られるもの:設計者に必要な視点
社会に出て設計する側になったとしたら、製造工程の担当者への配慮、生産コスト、安全性、機械的正確性、など様々な要素が入り込んできます。
まだ学ぶことが今後2年程度ある中で、この視点を持つ下地だけでもできたとしたら、

また、弊社の設計者たちも「自分が作成した図面が実際に機械になることはこの仕事の面白さ」と語ります。一貫生産体制だから可能なものでもありますが、作り出す喜びを改めて感じてもらえたら開催した意味があります。

設計担当者の会議にも参加してもらった
作成した部品図が用いられる製品は2022年12月生産中
加工後、製造担当からもFBをもらったり
目の前で加工することでわかることも


2.協働ロボットの操作実習

得られるもの:学校での学びとのつながり
これは正直、純粋に面白いだろうと思って入れたところはあります。笑
しかしながら参加者の振り返りにも学校で学んだC言語が使われていた!とあったように、学んでいることが実社会でどのように生きているか?という観点に気づいていただけると良いな、と全体の中でも考えています。

弊社の高専OBも、「高専での学びは世界地図のようなもの」とかつて語っています。一見自分自身が必要としなさそうに見える、そんな学校生活での学びも長期的視点に立てば無意味ではない!ことに気づいていただきたい意図があります。

C言語とのつながりに気づく
想像通りに動くまでトライ&エラー


3.「山カメラプロジェクト」への参画・プレゼンテーション

得られるもの:伝える力
技術的な話題を知識や共通言語を持たない人にプレゼンテーションする。さらに言えば、製作するものが実製品ではないだけで、取り組み方やフローは実案件での取り組みと相違ないものです。

また弊社の創業者は、「発明・発見はその時代にマッチしていないとなかなか適正な評価が与えられない」という言葉を残しています。これはある装置が、技術的に大いに注目を浴びるも時代の需要にそぐわず、長年を経て売れたことを振り返りながら語った言葉です。
技術的に優れる=売れるとも限らない以上、相手の関心に合わせて伝えることの重要性。そして、そのために蓄えるべき知識の幅広さも実感していただきたいと捉えています。



おわりに

最後にスケジュール全体像と参加者の作成した振り返りも掲載します。
通用するもの/通用しないものそれぞれあったはず。
どちらにせよ、あるいは両方であっても今後の学習やその先にある社会人生活に生かしていただけることがあったらそれ以上のものはありません。

基本は専攻と弊社の事業を照らし合わせ最適なプログラムを作成します。
そして何より、弊社は一人の社会人だと思って受入準備を進めます。

詳細なスケジュールなどは今後展開します
社員と変わらないレベルの稼働をする




▶HP

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本日、こちらの記事も公開されました。
途中で何を言っているかわからなくなりました。(こやま)