改めまして、イシダテックです。【発信活動1周年振り返り!】
イシダテック 総務部の小山です。
突然ですが……、
イシダテック、note初投稿から1年が経過しました!
「はじめまして、イシダテックです。」を投稿してから節目を迎えた今日はnote運用を中心に広報/PR活動の1年を振り返ろうと思います。
当初抱えていた課題
『はじめまして、イシダテックです。』では開口一番こう書きました。
実際のところ、単純に知名度はありません。
お客さまは企業の方々ですし、規模もそう大きくない。
そんな弊社、イシダテックを(私の言葉で)わかりやすく表現するならば、
地方で操業している… B2Bで… 小規模な… 秘密兵器製造メーカーです。
前身の石田鉄工所であったころ、アナログな手法が中心だった昭和後期にかけては、独自路線の発信活動を行っていたようです。
しかし平成に入ってからの約30年、社内の様子はブラックボックスでした。
そこで、”問題勃発”
昨今では何かを知りたい時、インターネットに頼ることも多くなりました。
就職/転職活動でも同じことが言え、ネット上の情報充実度は応募者数の多寡にも直結する超重要な要素になっていると感じています。
そんな中、
と言っていました。
自己開示(自社開示)をほとんどしていないにも関わらず、知られていないことを嘆くちょっとしたわがままっぷりです。
でもハードルが下がっているのは知っていた
SNSの存在が大きいものの、企業も情報発信をしやすくなってきています。
何よりデジタル上では地方と都市部の格差もなく、同じフィールドで戦うこともできる……。
そこで準備を経て2021年8月10日、noteとTwitterをスタートさせました。
イシダテック式、コンテンツの考え方
そこで問題となるのが発信する内容です。
でもまずは身近な出来事に目を向けることがスタートだと思っています。
「noteやりたいけど、何を書いていいかわからない。普通の会社だし…」
といった話を私も周囲の方から相談されることがあります。
ですがこれはイシダテックが特別ではなく、働く人の数だけストーリーがあるし、長く操業している企業にはお客さまに選ばれる秘密もあるはず。
なので「そうか、ただ気付けていないだけか!」と思ってください。
みなさんの「想定外の反応」もヒントに
ただ、弊社も発信活動を続けていく中で、みなさんの反応から当初想定していなかった新たな方向性を見つけたことも事実です。
そこに着目しつつも、ストック&フローなnote/Twitterの特性も組み合わせ、入口=きっかけになりそうなライトな話題も織り交ぜての発信を行なってきました。
それが、この1年で伝えてきた内容。
30代と若い社長のもと、
属性や年代を問わず、様々な社員が力を発揮し、
さらには凡事から…
珍事まで徹底する風土があって。
”変化”に向けた取り組みも行っていますし、
きらきらしていない本社「森の鍛冶屋」にも味があります。
1年間、ひたすら伝えてきた”ありのまま”。
これらは日常のありふれた作業・行動です。
でも秘密兵器の構想にも求められるのと同じく、ユニークな発想や着眼点、こだわりが自然と生まれるのがイシダテックとも実感しました。
しかも構想や発想を本当に実行(実装)する。異常なまでの徹底性で。
その姿がみなさんに伝わり、あくまで結果的にnote上でも唯一無二なポジションを自ら作ることができたのではないか、とも推測しています。
一番大事だけど難しい、続けること。
公認レポーターを務めさせていただいた8周年事業発表会でも、
「だれもが創作をはじめ続けられるようにする」
という言葉が伝えられていました。
ですが法人の実運用では「続ける」ハードルがとても高いのは事実です。
ではなんで続けられたのでしょう?
これだけは続けざるを得なかったから!に収束してしまいます……。
はじめることは簡単です。アカウントを開設して自社紹介をすればいい。
費用もかからず、1本書くだけならそう難しいことではない。「えいや!」ではじめることができてしまいます。なので……、
なにがなんでも毎週水曜日に必ず1本記事を公開する!と約束しました。
効果、測定してみた。
運用を続けるには成果も無視できません。”変化”も振り返ってみます。
①HPの閲覧数、増加傾向
おおまかには…
ユーザー数:19.92%増加
新規ユーザー:1,548名増加
ページビュー(PV):10.02%増加
平均セッション時間:10.08%増加
といった数値の変化も起き始めています。
回遊性等の課題は、準備中の2022年内のHP完全リニューアルによって、UI/UXを向上させつつ解決できるよう目指しています。
②SNSの定性/定量評価
SNSに限って言うなら、本当に多くの方に触れていただいたと思います。
効果は採用面に留まらず、公式/非公式問わず言及していただいたり、Redmineセミナーに登壇させていただく経験等もさせていただきました。
単独では力がないので、みなさんのパワーと影響力を借用しまくりました。
そしてnoteを例にするならば、
認知(大掃除で本気出したり魔境改造したりしてる…)
↓
興味喚起(当該記事を読んでいただく)
↓
より深い興味!(どんな会社?どんな人がいる?)
というステップで、読者のみなさんと近づくことができました!
でもできるものなら、PVとスキ以外の情報も知りたいなあ、と思い……。
notePro、はじめました。
1年続けてきたnoteですが、クリエイターページが以前と比較するとリッチになっていたことに気が付きましたか?
Proで細かくみなさんを知れるようになった!
定量的なデータがあれば読んでいただいている方の心を判断できるか?はまた別の話。しかしながら闇に包まれていた読了率や参照元を知れることで、これまでと違ったアプローチも可能になりそうです。
ただし弊社の場合、ゴールはHPに来ていただくことだと考えています。
Pro化の効果は導線設計といった観点でも期待しています。
ここで謝罪:記事、長くてごめんなさい。
全体的に長いですよね?笑
ただ、妥協と何が伝えたいかわからない記事を出すことは避けた結果です。
だからこそ……。
貴重な時間を使って読んでいただく皆さんのことはいつも想像しています。
弊社を知っていただくだけではなく、単純に読み物として面白く読めたり、読み進める中で新たな発見があったり、という観点も大切にしています。
究極的には職場として、あるいは取引先として一緒に仕事をしたい!と思っていただけるよう、どんな会社?どんな機械をつくっている?どんな人が働いている?といったポイントを徹底的に掘り下げるスタイルは継続します。
イシダテック式 noteTips集
心構え的Tips:数字は見る、けど追いすぎない。
「スキが全然つかなくて閲覧数も伸びない。どうしてますか?」
と私も実際に聞かれますが、少しだけ違和感があります。
届けたい相手は必ずしもnoteユーザーに限らないと思っていますし、スキを稼ぐためにnoteを書いてるんだとしたらそれも違う気がします。
無視はできないけど……
どれだけ共感いただいたか?内容がよかったか?と定量評価する指標としてわかりやすく、注目していただくにも必要な要素という点は否定しません。
でも本当に伝えたいことからブレてはいけないと感じています。
活用場所は、note内だけではない。
弊社では社員インタビューが好例で、閲覧数・スキ数は決して多くない。
しかし届くべき人に届いたのだな、と気づくこともあります。
note内で読んでいただくことだけを目的にするのではなく、採用候補者の方に直接レコメンドしたり、資料内にリンクを設定したりと有効な活用法も多く存在します。ストックした記事を情報資産として活用できるか否か、がnote運用における最大のポイントだと捉えています。
運用Tips①:ネタ帳の一部を公開!
運用面では欠かせないネタ帳を持っています。
記事化は取りやめたものもいくつかありますが、小さな変化にも目を向け、まずアイデアを溜めてから書ける/書けないと考えることを続けています。
弊社の場合、長いときは約3ヶ月先まで投稿内容を決定しています。
バランス感(Ex.人に関する内容が続いたので社風紹介を差し込もう)も考えますが、進捗が遅れて予定通り発信できない!のようなイレギュラーなこともよく起こります。
そんな時、ネタ帳は持っておくと心の支えになります……。
運用Tips②:ハッシュタグは入念に考える
意外と言及する人が少ないですが、ハッシュタグ設定に気を使っています。
独自性のあるハッシュタグ(Ex. #イシダテックのnote のような感じ)を使われているケースや、意図されていないタグが付けられているケースも見ます。
ですがファーストタッチ、または届けたい相手に届けるにはハッシュタグは相当重要なので、中身である文章以上に気を使うべきなのかもしれません。
逆引きすれば、コンテンツの源泉にもなる。
note/Twitter等ではアドベントカレンダーやイベントタグも存在します。
コンテンツの発想段階でヒントになることがありますし、継続することをサポートしてくれる仕組みの一つといえます。
#こだわりデスクツアー や #エンジニアでよかったこと 等を実際に公開したように、逆引き的な活用も行っています。
世の中の流れを感じて…
個人的な意見ですが、書き手は日頃から様々なクリエイターが書かれたnoteにひたすら触れ、感覚を研ぎ澄ましていくべき、と考えています。
この発想はなかった
この文章スタイルが読みやすい!
今よく読まれている記事、こんな内容なんだ!
同じようなこと書いたけど、こんな切り口や視点もあるんだ!
そんな気づきや新たな発想まで得られるので、ハッシュタグでディグるのをおすすめしたいです。
冗談みたいなTips:組織のこと、知らんぷり!
広報担当者の方って、組織についてとっても詳しい方が多いと思います。
だめです、それでは。背景情報や、前提として伝えるべきことが消えてしまいます!
ただ、書き始めたら今度は組織を良く知っている人に戻ってください。
物凄いトレードオフなことを言っていますし、私はライティングを学んだこともない素人なので大変恐縮ですが、弊社の大掃除を例に解説します。
なんで大掃除を?その背景ってなんだっけ?会社の特徴は?
知らないふりをして考えてから詳しい人に戻って、絡め手を交えながら書くと短い話がどんどん長くなっていきます。(長すぎるのはごめんなさい)
そうやって暗黙になりそうな部分が表出化・表面化していくことによって「らしさ」が徐々に言語化されていけば、「へ~!そうなんだ!それで?」で終わらず最後まで読みたい、心に刺さる1本が書けるはず!
冗談みたいに言っていますが、これは本当です。
おわりに