
Redmineセミナー、登壇してみた。
イシダテック 総務部の小山です。
さて、突然ですが弊社は発信活動を始めてぼちぼち1年です。
中でもnoteは「なにがなんでも毎週水曜更新」と設定し、ジャンルの壁にもとらわれず様々な記事をお届けしてきましたが……。
「note」きっかけでセミナー登壇へ!
なんと、ご担当者さまがnoteをご覧になったこともきっかけに……、
Redmineの導入事例紹介&月例セミナーに登壇させていただきました。

導入経緯・方法・工夫したポイントをお話ししました!
製造業×地方中小企業、という軸ではRedmine導入はまだレアケース。
だからこそ弊社の事例がデータ活用促進の一助になれば!という思いから、「ありがちな苦労や体験」をシェアさせていただきました。

ご依頼主について
My Redmineの運営企業である ファーエンドテクノロジー株式会社 さま。
元々利用していることは認知いただいており、過去サポート問い合わせ時、ご依頼をいただいた福田さんに回答いただいたことも。
企業については、HPでは下記のように記載されています。
技術やノウハウを基にお客様の課題を解決する機械装置を提供することで、事業成長に貢献する秘密兵器をお届けする、弊社と少し似ていますね?笑
インターネット上の技術・知識を活用してより便利な社会の実現を目指してサービス提供を行う企業。提供サービス・ソリューションを通じて、お客様の事業に貢献することで、より良い社会の実現を目指します。
具体的にはMy Redmineをはじめとするサービスが展開されています。

プランはストレージ200GB+クラウド+プロジェクト無制限+1,000ユーザーが利用可能な、スタンダードを選択しています。月額¥8,800(税込)です。
そして、オープンソースであるRedmine自体とも関わりの深い企業です。

ちなみに代表者の前田 剛さんは、Redmineコミッターです。
言葉の端々からRedmineへの愛をとても強く感じます。
導入事例+セミナーでお話しした内容の要旨
CASE:イシダテックはMy Redmine内で公開されています。
noteには要旨のみ記載しますので、ご興味のある方は該当ページやセミナーアーカイブを参照してください。記事内でもリンク先をご案内しています。

まず、プロジェクト管理システムの導入を検討している時点で、
そもそも電子化したい
ナレッジを積み重ねる場所がほしい
作業の受け渡しや進捗管理をわかりやすくしたい
多拠点ゆえにプロジェクトの全体像把握が難しい
プロジェクトに関する情報の鮮度/解像度を高めたい
などなど、多くの問題が表面化している状態なのではないでしょうか。
さらに特に中小事業所では低コストかつ保守やアクセス性を考慮してクラウド上で動くシステムで実現したい…といった思いも加わります。
これは弊社も同様で、大課題をこのように設定していました。

でも強みの源泉が属人化=とてもまずい!
もはや(中小・零細)製造業全体の問題です

これを機会に弊社のありたい姿を図示しています
しかし、最大のハードルは社内で使ってもらうこと/利用を浸透させること。
そこで過去のシステム導入失敗 * も踏まえ……、
導入推進のための体制づくり
各業務フローの責任者の明確化
社内へのオリエンテーション
社内向けのユーザーサポート
運用サポート機能の自社開発
といったポイントから、弊社は導入にあたって工夫を行っています。
* 過去のシステム導入失敗
セミナー時の公開資料や「【中編】DX、進めてみた。」を参照。
社長曰く「コンサルタント時代、自らが喧伝していた『こうやったら失敗する』事例を地で行って失敗した」らしい。
また「5.運用サポート機能の自社開発」に関しては、GAS(GoogleAppScript)とRedmineのRestAPIを用い、スプレッドシートやチャット等外部ツールと連携を行っています。
デジタルとの仲良し度によっては実現が難しいかもしれません。

支援体制づくりやレクチャーが重要な印象も個人的には持っている

だからこそ、どのように/どれだけ使えるかがポイント
アーカイブのご案内
こういった施策類の具体的内容を詳しくセミナーでお話ししました。
↓こちらのリンクから投影資料のDL、録画視聴が可能です!
(note公開時点では録画配信のみ準備中でした)
せっかくなので、小ネタ集
せっかくなので最後に、小ネタ集をお届けして締めたいと思います。
小ネタ①:謎の資料内ハッシュタグ
イシダテックの資料をよーく見ると、謎のタグが記入されています。
実はこれにもRedmineを使いこなすための秘密が……

参照番号欄の秘密
表紙内に 参照番号 Ref. Nr. Int #8145 Ext #8670 と付番されています。
これをRedmineで調べると……


そう、参照番号欄の数字はRedmineで付番されたチケットの番号でした。
こうして表紙やファイル名に記録しておくことで、
紙媒体に印刷して、ぽいっと置いてある場合
資料をGoogleDriveなどで検索して発見、経緯を詳しく知りたい場合
いずれもすぐ記録内容にたどり着くことができます。
そう…そして今回、登壇・事例掲載に向けたやり取りは全てRedmine内で行いました。やはり外部連携時も威力を発揮しますね。

静岡‐島根と遠く離れた2社ですが、チケットベースで「今」やるべきことがはっきりしてスムーズでした。
ただし意図しないプロジェクトなどの情報が流出しないようにするために、仕組みや設定内容を十分理解し、権限設定等は慎重に行いましょう!
小ネタ②:工場内のあるデバイスは、PCにもなる
弊社は外部の方から「ブリブリの昭和の企業」や「町工場」と言われます。

これらの工場の写真を見ると想像しやすいかもしれませんが……、
PCの前にいるわけではない製造担当(工場内で働く人や部署)がどうやってRedmineを使うか、が製造業のRedmine導入のキーポイントです。
そこで活躍するのがこのホワイトボード。
スマホで撮影し格納すれば、記録しないよりはBetterな状況が作れます!

記録さえあれば類似の案件などで参考にできるはず、
用が済んだら消してしまうのはもったいないことです

個人的にはPCにも負けない、手軽で立派な記録装置の位置づけ
小ネタ③:事例の中身
導入事例は一部専門的な内容も含んでいましたが、株式会社スプーさまの「事例侍」のパワーにより、マイルドでわかりやすいものに変えていただけました。

公開後、「事例侍」の"事例"の"中身"にも利用されることになりました。
おわりに
まずは事例紹介とセミナー登壇の機会をいただいたファーエンドテクノロジーさまにこの場を借りて御礼申し上げます。
ウェビナーは初めてでしたので、至らぬ点もあったかと思います。
参加者が途中でみるみる減らないかドキドキしながら見守っていましたが、盛況に終わったようで一安心しています。
貴重な経験をさせていただきありがとうございました!
「DX、進めてみた。」シリーズは注目度が高く、ややプレッシャーを感じながら書いていましたが、これからは一層強くなりそうです。
バズワード&ビッグワードなDX。現状だけでなく目的、フェーズ、規模感は個社による相違点も大きいはずです。弊社のことは一事例と捉えていただき、これからも優しい気持ちでお読みいただけますと幸いです。(こやま)
▶HP
My Redmine導入事例を見たであろう人
— ㈱イシダテック (@IshidaTec) July 7, 2022
イシダテック…?
_人人人人人人人人_
> だれ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
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