見出し画像

DX認定、取得してみた。

総務部のこやまです。

突然ですが……

DX認定事業者として認定を受けました!

認定は2022/12/01付、適用日より2年間 (2024年11月30日まで)です!
静岡県内で8社目、100人以下の企業は弊社が初。(こやま調べ)
一歩前へ、踏み出せた気がします。

DX認定制度事務局として審査事務を行う独立行政法人情報処理推進機構(IPA)さんもTwitterでお祝いしてくださいました。

ソースは DX推進ポータル 認定事業者の検索





前提:DX認定制度とは

そもそも、DX認定制度自体は聞きなれない方も多いかもしれません。
この認定について、経済産業省HPでは下記のように説明されています。

「情報処理の促進に関する法律」に基づき、「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応する企業を国が認定する制度

経済産業省HPより


「?」ってなりますよね。
なのでデジタルガバナンス・コードに少し触れておきます。

あらゆる要素がデジタル化されていくSociety5.0に向けて、ビジネスモデルを抜本的に変革し、新たな成長を実現する企業が現れてきています。
一方、グローバルな競争の中で、競合する新たなビジネスモデルにより既存ビジネスが破壊される事例(デジタルディスラプション)も現れています。
こうした時代変化の中で、経済産業省では、企業のDXに関する自主的取組を促すため、デジタル技術による社会変革を踏まえた経営ビジョンの策定・公表といった経営者に求められる対応を「デジタルガバナンス・コード」として取りまとめました(令和2年11月9日)。

Society5.0はあえて言及しません


これでもおそらくまだ「?」ってなりますよね。
なので最終的に私個人での理解で訳するならば…

いずれやってくるサイバーとフィジカルが融合したデジタル×グローバルな世界ではビジネスモデルも容易に変化する。だからDXには予め、そして自主的に取り組もう。そこで経営者にはこんな形式での対応を求めますよ!

※こやま私見


これが私なりに超噛み砕いた "デジタルガバナンス・コード" です。
ここまで理解してようやくDX認定の話が始められるわけですが……。

  • ビジョン

  • 戦略(体制構築や環境整備)

  • 戦略達成状況に係る指標の決定

  • ガバナンスシステム

これら4つの柱を明確にすることで、デジタルによって自らのビジネスを変革する準備ができている状態=DX-Readyであることを客観的にも示してくれるのが、今回取得したDX認定です。

デジタル変革を進め、デジタルガバナンスを向上していく準備が整っている状態
ではあるものの……




結局:何が言いたいかというと

ここまでいろいろ話してきましたが、DX認定制度自体はDX-Ready事業者を認定するもの

そもそもまだ概念的には上から3番目
出典:経産省資料


取れて満足か?:絶対違う!
取ってどうする?:アピールには使える!
取って終わりか?:むしろスタートラインに立った!

というのが弊社の置かれている状況です。
ではなぜ手間をかけて申請し認定を受けたのか、という話へ続きます。

税制優遇はあるものの、強くは意識していない




なぜ:地方で操業する中小製造業なイシダテックが認定制度を取る意味

これまでも、#DXシリーズ として弊社内の業務変革を公開してきました。
業務オペレーション的観点だけでなく、事業面でもAI開発によるサービス拡充やリモートサポート導入など、ビジネスモデルの変容へすでに弊社は動き出しています。


もしかして:これってDX-Ready?

総合的に取り組みを振り返ると、DX-Ready:自らのビジネスを変革する準備ができている状態へ『多分』進んでいる…みたいな感覚です。


いま&そしてこれから:加速するために

しかしながら弊社社長の石田が書いたように……、
現在の状態はDXとは呼べない=これはただのIT化なのでは?と思うところが心のどこかにあったのもまた事実です。

▫社長自ら書いた記事から抜粋すると……
・これら1つ1つのプロジェクトや活動を行っている際には、まったくこれが「DXと呼べない」と思っていました。
・DXとは何か高尚なもので、何かが大転換するものであると。
・「IT化」「デジタル化」「タイムカードの滅殺」どれもいまいちDXの認識はなく

"ただの D(Degitization)" みたいな感覚…?(こやま)


変化こそ起こしているが、明確に何かが変わったわけではない―。
さらに「大きく何かを変える」という文脈では、42人の組織がDX4.0レベルのインパクトを残すムーブメントを作れる、とは言い切れないのもまた事実かもしれません。(AI開発にはポテンシャルはあるかもですが)

しかしながら外部機関から認定を受けることができれば、「私たちのしていることはDXです!」と胸を張って言えるようになる!とも考えたわけです。

社長によるDXの定義はこう




期待:認定取得を追い風に

あえて ”デジタル" と広く捉えますが、変化はとにかく早い。
外的要因では新市場型破壊的イノベーションでハード×ソフトが主流に!といったビジネスモデル転換がいつ起こるかもわからない。内的要因ではレガシーシステム傾倒で2025年の崖に一直線、競争力を失ってしまうかも―。

それをただ待つのではなく、ビジョンや戦略実現へ取り組みを続けます。
現在取り組み中の『DX推進』もありますが、進捗はこれからもこちらのnoteで発信を行っていきます!地方の中小製造業、がんばりましょう!

歩みを止めない社長の足



おわりに

・20~70歳まで幅広い世代が勤務しているのが弊社であること
・何かを変えることは、過去の誰か/やり方を否定する場合もあること
・少なくとも社外の方からはブリブリの昭和の企業と認識されていること
これらは忘れてはならない感覚を持っています(私見)

しかし弊社は秘密兵器でプロセスイノベーション実現します!機械でできることは機械で!と提案する企業であること。過去を振り返ると新しいことには寛容なので、私なりの言葉で表現するなら歴史あるベンチャー企業です。
自社のTransformationからも逃げず、恐れずに立ち向かいましょう!
認定取得はただの追い風!まだまだこれからです!(こやま)

▶マガジン #DXシリーズ について

DXの推進状況やその進捗はnoteにて随時発表を行うと定めております!
『経営者自らの発信』として社長の石田が定期的な更新を行います。

▶Twitter

▶申請は金澤さんがしました

デメリット:申請がめんどう にもかかわらず…
入社前に担当者に設定されていて笑ってしまいました。悪魔的手法。

おつかれさまでした(こやま)