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イシダテック社員が「真空管テレビ」でバズった話。

総務部の小山です。突然ですが……
弊社社員が「2021年の」東京オリンピックに乗じてTwitterでバズりました。

(YAHOO!ニュース記事より抜粋)

昭和を思い起こさせる四角く無骨な真空管の白黒テレビに開会式の生中継映像を映し出し、「オリンピック感出てきた」とつぶやきました。

まるで1964(昭和39)年に開かれた東京オリンピックのような雰囲気から、
たちまち いいね の数は2.4万件超(2021年7月24日10時現在)に。

「すごすぎる」
「まるで57年前に戻ったようだ」
「当時のことを思い出すなあ」
「1964年の電波を今受信しているのか??」


と、昭和の五輪を懐かしんだり、一周回った新鮮さに驚いたりする声が次々と寄せられました。


※現在はいいね数4.4万。本人は平成生まれですが(笑)
「このテレビに2回目の(東京)オリンピックを経験させてあげられたのが何よりもうれしい」という深みのあるコメントが印象的でした。


本人に直撃してみた


東京五輪を真空管テレビで見た「猛者」
技術部 設計課の渡邊さん
に直撃しました。

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現物を会社まで持ってきてくれました!
右のノートパソコンのHDMI出力を左のファミコン(ちなみに初期型)で変換し
真空管テレビに映像を出力している


ー なぜ真空管テレビを?

(渡邊)なぜでしょう?あまり考えたこともなかったのですが、壊れたものを見ると、なんだかムズムズするんですよね。
ああ、なんとかして動かしたいな……みたいな(笑)
このテレビもその一つで、リサイクルショップでたまたま目にして買ってきてしまいました。

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購入時点ではどこから手を付けたらいいのやら
そんな状態だったそう


ー よく修理できましたね……。

(渡邊)テレビを入手した当時は学生だったのですが、学校でそれっぽい本を取り寄せて地道に修理にチャレンジしました。

メーカー1号機から昭和36年あたりの製品まで載っている全テレビ回路図集内の富士電機のページもあったので探して、それらしいものを発見して。
見よう見まねでいじっていたら映りました。

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エレクトロニクス業界の灯台
画像4
そして東京オリンピックを観る


「リサイクルショップからジャンク品となった真空管テレビを買い取り、コツコツと手を加え、映るように直して東京オリンピックを見る。そんな猛者がいるイシダテック、どんな企業?」

ご興味をお持ちいただけたら、ぜひこちらの記事も。
3分くらいで読めます! 

▶機械好き、集まれ。

あとがき

今回登場した渡邊さん。採用面接の際……
「何かアピールになるものがあればお持ちください」

と伝えたら、はるばる千葉から静岡まで1980年代のソニー製レコーダーを担いできてくれました。
レストアへの熱意に感動したのと、頼んだ会社側(主に社長)がなぜかめちゃくちゃ申し訳なくなった、あのレコーダーの話。
またいつかその話もしてもらいましょう!と社長が言っていました。

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